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三井E&S債:格付け見直しで急落-日証協参考値で12月償還債7.9%

  • JCRが見直し対象とした8銘柄全てが値下がり
  • 会社側がどう財務対応するかがポイント-大和証の藤田氏

日本格付研究所(JCR)が格下げ方向で見直し始めた三井E&Sホールディングス債の価格が軒並み急落(利回りは上昇)した。

  日本証券業協会の売買参考統計値によると、JCRが5日見直し対象とした8銘柄はこの日すべて値下がりした。第14回債(2019年12月償還)は前日比68銭安の99円33銭、複利利回りは1.050%から7.905%に上昇、第21回債(2022年12月償還)は5円42銭安の91円83円銭、利回りは1.525%が3.411%になった。ブルームバーグの公社債基準価格でも14回は99円6銭、21回は92円41銭に5日急落した。

  今期(2020年3月期)予想を一転して営業赤字に下方修正した三井E&SについてJCRは、財務基盤が著しく毀損(きそん)するとして、財務回復への施策や業績の方向性などを精査して格付に反映させる。現在の格付けは投資適格級で最も低い「BBB-」で、格下げになると投機的等級(ジャンク)になる。三井E&Sは株価も5日、一時ストップ安になった。6日は小幅上昇に転じている。

  大和証券の藤田和晃クレジットアナリストは、資本対策検討を会社側は表明済みとして、既発債について「これらの財務的対応がいつどのような形で実行されるかがポイント」と6日付リポートに記した。JCRについては、見直し指定から結論までとして通常イメージされる3カ月よりは「短い時間軸での判断となる可能性はある」としている。三井E&Sは11日に第2四半期決済を発表する予定。

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