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英総選挙控え与党院内総務が失言、官邸に怒り-高層アパート火災巡り

  • 消防の指示を無視していれば亡くならずに済んだかもしれないと発言
  • 野党の批判に火を付けることを避けたい首相官邸の怒りを買った

ジョンソン英首相の総選挙に向けたキャンペーンが5日、与党保守党の閣僚級有力政治家の発言で早々につまずいた。ジェイコブ・リースモッグ下院院内総務は、2017年にロンドン西部で起きた高層アパート火災を巡り、謝罪せざるを得なくなった。 

U.K. PM May's Plea to Opposition Leader Corbyn To Rescue Brexit

ジェイコブ・リースモッグ氏

  リースモッグ下院院内総務はLBCラジオとの4日のインタビューで、高層アパート「グレンフェルタワー」の大規模火災で亡くなった72人の犠牲者について、「常識的な判断」を示し、アパートにとどまれという消防の指示を無視していれば、何人かは亡くならずに済んだかもしれないと述べた。

  この発言は遺族だけでなく、保守党が現状認識に欠けるという野党の批判に火を付けることを避けたい首相官邸の怒りを買った。

  リースモッグ氏はインタビューで、「われわれのどちらかが火に包まれれば、消防隊が何を言おうと燃えている建物を離れるのではないかと私は思う」と語った。

  一方、欧州連合(EU)離脱を巡る下院採決でジョンソン首相に造反し、保守党を追放された後、復党が認められなかったハモンド前財務相は5日、12月12日の総選挙に保守党から立候補できず、無所属で出馬する可能性もないと述べ、下院議員を退く考えを明らかにした。

原題:Johnson’s Tories Stumble as Senior Minister Forced to Apologize(抜粋)

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