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ゴールドマンCEOから成長株投資家へメッセージ-利益は重要

  • ウィーワークの問題、「市場の規律が働き始めている」とも受け止め
  • ソロモンCEOはブルームバーグテレビジョンのインタビューで発言

ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、成長株の投資家にメッセージがある。利益は重要だということだ。

  企業は低コストの資金に後押しされ何年も、収入を増やすことを追い続けてきた。市場は今、企業が収入増加を利益拡大に結びつけられるかどうかに、より注目するようになっている。

  ソロモン氏は5日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「成長することは重要だが、利益拡大につながるという明確な道筋がなければならない」と語った。「市場の規律が少し、働き始めているように思う」と述べた。

ブルームバーグのインタビューに応じるゴールドマン・サックスのソロモンCEO

Markets: European Open." (Source: Bloomberg)

  自己資金による投資を重要な収益源とするゴールドマンは、7-9月(第3四半期)にウーバー・テクノロジーズとウィーワークへの投資で痛手を被った。ウィーワークの新規株式公開(IPO)棚上げで、ゴールドマンの持ち分の価値は8000万ドル(約87億円)目減りした。

  ソロモン氏は最近のIPO市場のトラブルをドットコム・バブルに例えることは控えた。それでも超緩和的な金融政策が長期化する中で、市場は企業が利益を生めるのか証明を求めていることをウィーワークなどのIPO問題は明らかにしたという。

  ソロモン氏は、「世界にまん延している金融政策は、基本的に高リスクを強要し、リターンを上げるため従来とは異なるさまざまな方法を探すことを強いている。その方法の1つは成長の追求であり、場合によっては手段を選ばない成長だ。いま市場は声を上げ、それを少し抑制しようと呼び掛けている」と語った。

  ウィーワークのIPO頓挫は資本市場が正しく機能していることを示したとも指摘した。

  同CEOはインタビューで、欧州のマイナス金利についても語った。

  米中貿易戦争に関しては、「双方とも何らかの第1段階の合意に達するインセンティブがあるようだ。問題は複雑でさらに多くの協議が必要になるだろうが、私は比較的楽観している」と述べた。トランプ米大統領の弾劾調査については、最終的に弾劾にまで至る可能性が高いとは思わないとの見解を示した。

  来年1月に計画している投資家デーにも触れた。同CEOは投資家デーに株価上昇の起爆剤になるような将来のビジョンを打ち出すと約束しているが、同日に戦略の転換を発表することはないとして、「当社は素晴らしい事業を持っており、これをもう少し発展させたい」と語った。

原題:Goldman’s Solomon Says Profit Matters After Uber, WeWork Losses(抜粋)
Goldman Chief Solomon Says Profit Matters After WeWork Loss (1)Goldman Sachs’s Investor Day Won’t Be ‘Big Reveal,’ Solomon Says

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