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中国人民元が上昇、8月以来の6元台-「一時的」と早くも警戒感

更新日時
  • 本土市場の人民元、0.6%高の6.9880元-1ドル=7元の節目超える
  • 元相場予想ランキングトップの周浩氏、元高は長続きしないと予測

5日の取引で中国人民元は8月以来となる1ドル=6元台に上昇したが、この上昇は長続きしないとアナリストらはすでに警告している。

  本土市場では人民元が一時0.60%高の6.9880元、オフショア取引では最大で0.66%上昇した。1ドル=7元は8月に中国人民銀行(中央銀行)がこの水準を超える元安を容認するまで、長年にわたり下値支持線として機能していた。

China's yuan rises past key 7 level for the first time since August

  人民元相場は米中貿易協議の進展ぶりを示すバロメーターとなっている。両国が合意に近づきドルが下落した過去1カ月は上昇が続いた。一方、中国の経済成長率が1990年代前半以来の低水準にとどまり、人民銀行は5日に主要金利の1つを引き下げた。

  元相場予想ランキングでトップのコメルツ銀行、周浩氏は「1ドル=6元台への上昇は一時的にすぎないだろう」とし、「中期貸出制度(MLF)の金利引き下げは、人民銀行が元高は中国経済にとって良くないと見なしている可能性を示唆する」と述べた。

  周氏はまた、人民銀が毎日発表する中心レートを一段の元高を抑制する要因として挙げた。中心レートは4営業日連続で予想よりも元安方向に設定されている。

  シティグループのストラテジストらは、米国が中国製品に対して9月に課した関税の撤回に合意すれば、6.9元に向けて元高が進む可能性があるとみる。一方、招商銀行の李劉陽氏は合意が最終的にまとまるまで疑念は残ると語った。

  ブルームバーグが調査したアナリストの年末の元相場予測は平均で7.15元となっている。

原題:China Pros Already Calling Time on Yuan Surge Past 7 Per Dollar(抜粋)

(アナリストの見方を入れ、元相場を更新します.)
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