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Photographer: Loren Elliott/Bloomberg

中国、トランプ政権に関税撤回求める-第1段階の貿易合意の代償

  • 訪米に習主席が合意する前の関税撤回および引き下げ求める-関係者
  • 撤回要請は9月からの1100億ドル相当が対象
Shipping containers sit stacked at the Port of Houston Bayport Container Terminal in Pasadena, Texas, U.S., on Friday, April 12, 2019. The U.S. Census is scheduled to release trade balance figures on April 17.
Photographer: Loren Elliott/Bloomberg

中国は第1段階の貿易合意署名の訪米に習近平国家主席が合意する前に、米国側に中国からの輸入最大3600億ドル(約39兆1700億円)相当に対して行った関税の撤回および引き下げを求めていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  交渉担当者はトランプ政権に対し、9月に課された約1100億ドルの物品への関税を撤回し、昨年導入された約2500億ドルに対する25%の関税率を引き下げるよう求めた。非公開の協議だとして関係者の一部が匿名を条件に述べた。

  一部関税を米国が一時的に免除する提案も中国当局者は行ったという。関係者の1人によれば、農産物を中心に中国が同等額の米製品に対する関税賦課を取りやめる可能性がある。

  また、中国当局者は先に、米国が12月15日に発動予定の約1600億ドルの輸入品に対する関税計画も撤回することを求めた。習主席がトランプ大統領と協議するため訪米するには、少なくともこれらの関税が撤回される必要があるという。

  英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、米当局者らが9月に導入した衣料品や家電、薄型モニターなどへの関税を撤回するどうかを議論していると報じていた。中国商務省は、同国の立場についてコメントを求めるファクスに返答しなかった。

  米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表や他の当局者は、2500億ドルの物品への関税は中国に確実に約束を守らせる手段であり、長期的に継続すべきだと一貫して主張している。

  ロス米商務長官は5日、バンコクからの電話会見で、第1段階の合意に達することは米中の信頼構築に役立つとし、同合意がさらなる協議の先駆けとなることを望むと語った。

ロス米商務長官、中国と貿易合意できると「そこそこ楽観」

CHINA-FRANCE-DIPLOMACY

習近平中国国家主席(11月5日)

写真家:ゲッティイメージズによるヘクターレタマル/ AFP。

原題:
China Wants Trump Tariff Rollback as Price for Phase One Deal(抜粋)

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