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ラガルドECB総裁、欧州は自信喪失の克服を-就任後初スピーチ

  • ラガルド総裁はショイブレ元独財務相を称賛
  • 新総裁は金融政策に関するコメントは一切避けた

欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁は4日にショイブレ元独財務相を表彰する式典で就任後初のスピーチを行ったが、金融政策の話題を避けた。その代わりに域内の「強さと決意、勇気」を訴えた。

  ラガルド総裁はベルリンで「これは欧州全てが今聞く必要があるメッセージだと思う。より良い自己を思い出し、自信喪失による堕落を許すなという呼び掛けだ」と語った。

European Central Bank President Christine Lagarde Starts Term Awaiting Female Reinforcement

11月4日にスピーチしたラガルドECB総裁

写真家:アレックス・クラウス/ブルームバーグ

  就任後の仕事始めの日となった4日、ラガルド総裁はドイツで物議を醸しがちな金融刺激策とは距離を置き、この話題に関する意見を聞きたい人は「会場を去る」べきだと述べた。

  ラガルド総裁は最初は仏財務相として、その後国際通貨基金(IMF)専務理事として、ギリシャの債務危機への対応で緊密に協力したショイブレ氏を称賛。手ごわい交渉相手であり、率直な話し手と評した。

  現在ドイツ下院議長を務めるショイブレ氏は、ECBの金融緩和がドイツのポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭を招いたとして同中銀をしばしば批判しており、ラガルド総裁にとってドイツとの絆作りが主要な課題の1つとなる。同総裁は就任数日前の先週、ユーロ圏19カ国には十分な団結がないと述べ、「持続的な財政黒字」を抱えるドイツとオランダに対し投資促進を目指すよう呼び掛けていた。

原題:
Lagarde Urges Europe to Overcome Self Doubt in First ECB Speech(抜粋)

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