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ドル・円は一段高、米中協議進展の報道受けリスクオンー108円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は午後の取引で一段高。米中通商協議が進展するとの報道を受け、投資家のリスク許容度の高まりからドル買い・円売りが優勢となった。豪ドル相場もリスクオンの流れで対ドル・対円とも上昇。

  • 午後3時46分現在のドル・円は前日比0.2%高の1ドル=108円80銭。一時108円83銭まで上昇
  • ユーロ・ドル相場はほぼ変わらずの1ユーロ=1.1127ドル、ユーロ・円は0.2%高の121円09銭
  • 豪ドルは対ドルで0.3%高の1豪ドル=0.6906ドル、対円では0.6%高の75円16銭

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 海外政治リスクの後退とともに世界的にリスクオンの流れとなり、200日移動平均線がある109円ちょうど近辺への上昇がみえてきた。基本的には110円超えまで行くのではないか
  • ただ、米中貿易協議の第一段階は本当に文書化して握手してくれるか不透明で、市場は期待しつつも警戒せざるを得ない。5月の111-112円に戻るには米中の合意と12月に予定される対中追加関税の撤回などが必要
  • 豪州は対中輸出が多いことから米中通商協議の進展との報道を受け、豪ドルは底堅く推移するだろう

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • 東京市場は連休明けとあって、米中貿易交渉の進展を受けたリスクオンをまだ消化していない向きもいるだろうから、もう少し上値を試してもおかしくない
  • きょうの上値めどは200日移動平均線をにらみ、109円ちょうど近辺か。下値は108円50銭程度と予想
  • ただ、市場は米中交渉の進展を先月から織り込んできており、第一段階の合意に至った後に先行きもリスクオンがさらにどんどん進むとは考えにくい
ドル・円はリスクオンで上値試す展開

背景

  • 米中、第1段階の貿易合意に向け進展示唆-習主席の訪米にも前向き
  • 米国は中国への関税の一部、1120億ドル相当の撤回を検討-FT紙
  • 中国国営メディア、対米貿易交渉で全ての懲罰的な関税の撤廃など「核心的な関心事」あらためて強調
  • 豪中銀、政策金利を0.75%に据え置き-必要なら追加緩和の用意
  • 10月の米雇用統計は非農業部門の雇用者増が前月比12.8万人と市場予想を上回る、利下げ休止の正当性示す
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