コンテンツにスキップする

ソフトバンク傘下のZHD株が1年ぶり高値、ペイペイ決済急増を評価

Key Speakers at SoftBank World Event
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Key Speakers at SoftBank World Event
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

ソフトバンク子会社のZホールディングス(ZHD)の株価が1年ぶりの高値を付けた。第2四半期(7-9月)の営業利益が市場予想を上回ったほか、キャッシュレス決済ペイペイの月間決済回数が過去最高となるなど、アナリストから堅調な決算内容を評価する声が相次いだ。

  5日のZHDは一時前週末比16%高の383円と大幅反発し、昨年10月18日以来の高値を更新した。上昇率は2017年2月6日(17%)以来の大きさ。ソフトバンクは、ZHD株式の44%を保有する。

Zホールディングス株の昨秋以降の推移

  1日に発表された第2四半期の営業利益は前年同期比11%増の395億円と、市場予想の366億円を上回った。事業別ではコマースが19%増、メディアが5.2%増だった。サービス開始から1年が経過したペイペイの10月の決済回数は8500万回と月間最高を記録、7-9月期の9612万回に迫る勢いだった。

  川辺健太郎社長は決算会見で、消費増税と同時に導入された政府のポイント還元策の効果で、ペイペイは「想定より大分上振れしている。この傾向は今後も続く」と発言し、2020年代にはヤフー並みの収益規模にしたいと語った。

  野村証券の長尾佳尚アナリストはリポートで、「ペイペイを起点としたエコシステムの構築が着実に進展しているのはポジティブ」と評価。広告売上高にも回復感が見られたとし、投資判断「買い」を継続、目標株価を480円から520円に引き上げた。

  SMBC日興証券の前田栄二アナリストも、低調だった第1四半期に対し、第2四半期は売り上げ、利益ともモメンタムは改善したと分析。第3四半期以降は、統合マーケティングソリューション型の広告商品投入による増収ペースの加速に期待するという。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE