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米10年債利回りは今後半年で急騰か、95年再現の可能性-JPモルガン

  • 米10年債利回りは100bp上昇も、株価は小幅上昇へ-JPモルガン
  • 米当局の保険的利下げに対する市場の反応、1995年に酷似

米連邦公開市場委員会(FOMC)が3会合連続の利下げを決定したことで、向こう6カ月に株価がじりじりと上昇する一方、米10年債利回りは急騰する可能性があると、JPモルガン・チェースが予測した。

  JPモルガンのストラテジストによると、FOMCが「保険」として実施した利下げに対する市場の反応は、これまでのところ1990年代半ばの展開に極めてよく似ている。

  ニコラオス・パニギリツオグル氏ら同行ストラテジストは1日付のリポートで、「市場が1995年のサイクル半ばに起きた展開と同じ道をたどり続けるのであれば、向こう6カ月に株価は5%程度の小幅上昇となるだろうが、米10年債利回りは100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と大幅に上昇し、利回り曲線はスティープ化すると示唆される。ドルやクレジットのスプレッドはほぼ変わらないだろう」と述べた。

  ただ、この予測にはいくつか大きな条件があるという。

  JPモルガンによると、雇用や消費者景況感の底堅さ、製造業の回復などサイクル半ばの動きに米マクロ経済が全体として外れずにいることが前提となる。異例な高水準にある個人投資家の債券ファンド買い・株式ファンド売りの流れが反転することなども必要になる。

JPM watching USD OIS forward spreads for mid-cycle adjustment signs

  JPモルガンのストラテジストは、ドル1カ月物オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)レート2年フォワードと、同1年フォワードの差に注目するよう投資家に促している。「現時点から持続的にプラスの領域にとどまるようなら」、1995年と同じ道筋をなおたどっていると確信できるからだと説明した。

原題:
JPMorgan Says Treasury Yields to Surge in Replay of 1995 Cycle(抜粋)

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