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米中、第1段階の貿易合意に向け進展示唆-習主席訪米にも前向き

更新日時
  • 習氏は国賓としてでない米国訪問も受け入れる姿勢-関係者
  • 李首相、ロス商務長官やオブライエン大統領補佐官とバンコクで会談
 

中国は習近平国家主席

 

中国は習近平国家主席

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
 

中国は習近平国家主席
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

中国は習近平国家主席がトランプ米大統領と米中貿易交渉の「第1段階の合意」に署名する場合の首脳会談開催地について、米国内の複数の場所を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  事情に詳しい複数の関係者によると、中国側は「第1段階」の貿易合意署名で習主席が訪米する場合には、国賓として公式訪問することを望んでいた。だが、公式訪問でない訪米も受け入れる用意がある。中国当局者によると、最終決定は下されていない。同当局者は非公開の協議内容だとして匿名を条件に話した。

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  中国の李克強首相は4日、訪問先のバンコクでロス商務長官やオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)ら米代表団と会談した。

  ロス長官は李首相との会談前、中国との貿易合意第1段階について、「順調に進展している」と発言。トランプ大統領はこれより前に記者団に対し、合意がまとまれば米国内のどこかで署名されることになると述べた。

  一連の発言は、1年余り続く米中通商対立の緊張緩和を示す最新の動きだ。中国共産党機関紙の人民日報系の新聞、環球時報は先に、貿易交渉の進展に勇気づけられたとして中国が世界貿易機関(WTO)に最近認められた36億ドル(約3900億円)相当の米国製品への報復措置を見合わせる可能性があると報じた。

米中は第1段階の貿易合意に向けて順調だと話すロス商務長官

  オブライエン補佐官は4日、バンコクで記者団に対し、「合意に比較的近づいている」とし、米中が第1段階の合意に署名できる用意が整うことを条件にトランプ大統領が習主席を米国に招待したと明らかにした。「自分は慎重ながら楽観的だ」とも付け加えた。

  ロス長官は3日にバンコクでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、月内署名の可能性に期待感を表明。「良好で、順調に進捗(しんちょく)している。そうならないもっともな理由はない」と回答しながらも、「若干ずれ込むかどうか分からない。それは常にあり得る」と語った。

  長官はさらに、この合意は「とりわけ複雑だ」とした上で、米国は「双方がこれまで合意してきたことに関して極めて正確かつ明確で、具体的な理解を共有していることを確かめている」と説明。トランプ大統領と習主席が署名する場所として、アイオワやアラスカ、ハワイの米各州や中国国内のいずれも可能性があると指摘した。

  中国外務省の耿爽報道官は4日の定例記者会見で、米中首脳会談を開催する可能性について質問され、トランプ大統領と習主席は「さまざまな手段で連絡を取り合っている」と答えた。

原題:China Reviews Xi’s Options to Visit U.S. to Sign Trade Deal (1) (抜粋)

(環球時報の報道やロス長官の発言などを追加して更新します.)
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