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アラムコIPO、サウジ当局が承認-世界最大規模となる公算

更新日時
  • アラムコの2018年利益は1110億ドル-世界の企業の中で最大
  • アラムコIPOはサウジ経済改革計画「ビジョン2030」の目玉
An employee visits the site of crude oil storage tanks at the Juaymah tank farm at Saudi Aramco's Ras Tanura oil refinery and oil terminal in Ras Tanura, Saudi Arabia, on Monday, Oct. 1, 2018. Saudi Aramco aims to become a global refiner and chemical maker, seeking to profit from parts of the oil industry where demand is growing the fastest while also underpinning the kingdom’s economic diversification.

サウジアラビアは、国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)プロセスを開始した。同IPOは世界最大規模となる可能性がある。

  ムハンマド・ビン・サルマン皇太子によるIPO構想発表から3年以上、また突然の計画延期から3週間で、サウジの資本市場庁(CMA)はアラムコ株上場実施を承認した。発表文によれば、取引開始は12月となる公算。  

  今回の承認は6カ月有効で、アラムコのIPO目論見書は募集開始に先立って発表されるという。同社のアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は発表日は今月9日だと明らかにした。

  アラムコもこの日、リヤドの国内取引所に上場する意向を発表。売り出し価格や株数などはブックビルディング期間の最後に決定するとしている。

  世界の石油の約1割を生産するアラムコの昨年の純利益は1110億ドル(約12兆円)と、世界のどの企業をも超え、アップルとグーグル親会社アルファベット、エクソンモービル3社の合計を上回る。アラムコはIPO評価額2兆ドルを目指していたが、事情に詳しい関係者によると、サウジ側はIPO成功に向け、1兆6000億-1兆8000億ドルへの評価額引き下げを受け入れる方向という。

  アラムコのヤシル・アルルマヤン会長は本社での記者会見で、アラムコを上場させディスクロージャーを充実させるのに「今が適切な時期だ」と語った。また、現段階ではサウジ国内で上場させるとし、海外上場を検討するなら将来のことになるとも述べた。

  アラムコIPOはムハンマド皇太子が掲げるサウジ経済改革計画「ビジョン2030」の目玉。

Profit King

Saudi Aramco’s profit = Apple + Google + Exxon Mobil

Source: Moody's Investors Service, Bloomberg

原題:Saudi Arabia Approves IPO of World’s Most Profitable Company (1)、Saudi Aramco Announces Intention to List Shares in Riyadh、*ARAMCO CEO: IPO PROSPECTUS TO BE RELEASED NOV. 9、Aramco Valuation to Be Determined in IPO Roadshow (Correct)(抜粋)

(最後から2段落目に海外上場についてのコメントを加え更新します。会長の2兆ドルを巡る発言については先に訂正済み)
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