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グリーンスパン氏、米国のリセッション入り予想には時期尚早

  • キャッシュフローに対する資本準備金の比率を注視
  • 米企業は「依然としてデレバレッジの局面にある」と指摘

アラン・グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、自身が重視する企業の設備投資に関する指標に基づき、米国のリセッション(景気後退)入りを予想し始めるのは時期尚早との考えを示した。

  現行の景気拡大が損なわれる可能性について、市場ベースのシグナルやエコノミスト見通しでは、その確率が高まっているが、グリーンスパン氏は過去の例から判断すると、米経済が不況に陥ろうとしているとは言えないと指摘した。 

Former Fed Chairman Greenspan Sees No Bubble As Dow Tops 16,000

アラン・グリーンスパン氏

  企業が先行きの投資判断を下すのに当たり、どの程度の借り入れを行うかについての指標を基に、グリーンスパン氏はこうした結論に至った。キャッシュフローに対する資本準備金の比率に基づけば、企業は直近の金融危機以降、総合的に見て実質的に借り入れを再開していないことになるという。

  グリーンスパン氏は最近のインタビューで、「景気拡大の勢いは弱まっているものの、われわれは依然としてデレバレッジ(過剰債務の削減)の局面にある」と語った。グリーンスパン氏のオフィスも10月30日、同氏の見通しを再確認。「デレバレッジの局面でリセッション入りした例は、少なくとも過去半世紀はない」としている。

  グリーンスパン氏は「私は長期予測には慎重だ。米国の実質国内総生産(GDP)伸び率は現在、年率で2%を下回っているが、成長ペースの大幅鈍化にもかかわらずリセッションに向かおうとしているようには見受けられない」と話した。

Greenspan's gauge shows missing leverage means recession is unlikely

原題:Greenspan Sees No Recession as Post-Crisis Deleveraging Endures(抜粋)

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