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インドネシア焼き飯「ナシゴレン」が安くなった理由

  • 10月のインフレ率は6カ月ぶり低水準、中銀目標レンジ内にとどまる
  • インフレ低下のおかげで中銀は今年に入り4回利下げ-景気を支援

インドネシアの国民的料理である焼き飯の「ナシゴレン」が最近、安くなった。同国で配車サービス2大勢力のゴジェックグラブが、顧客の心をつかもうと食材宅配でも値引き競争を繰り広げているからだ。

  両社はオンラインで注文したり電子ウォレットで支払う買い物客に対し、最大50%の値引きを提供している。この競争は食料をより手頃な価格にするだけでなく、インフレを抑え、中央銀行の利下げも可能にする。

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ナシゴレン

  米、タマネギ、卵、チリというナシゴレンの主要な材料を今週、グラブのアプリ経由で購入すると14万4600ルピア(約1100円)だった。ジャカルタ中心部の同じ店から直接購入した場合、15万6186ルピアかかる。

Online shopping helping to keep a lid on inflation in Indonesia

  オンライン購入がインフレに及ぼす直接的な影響を評価することは困難だが、「インフレ圧力を緩和する」のに役立つのは確かだと、UOBインドネシアの経済・調査責任者、エンリコ・タヌウィジャヤ氏は話す。

  インフレ率は10月に6カ月ぶり低水準の3.1%に下がり、中銀の目標レンジ2.5-4.5%にとどまっている。インフレ低下のおかげで中銀は今年、景気支援の利下げが4回できた。

Grab and Gojek Are Squaring Off In An International Food Fight

ジャカルタの屋台で注文を待つグラブフードのドライバーたち

  グラブとゴジェックは2億6700万人のインドネシア国民と彼らが持つ3億5500万台の携帯電話を奪い合い、配車サービスのみにとどまらないスーパーアプリに変身。食品の配達からマッサージ、家具の撤去まで、あらゆるサービスを提供している。

  ただ、配車サービス会社による値引きが永遠に続くわけではないとタヌウィジャヤ氏は指摘。物価圧力をせき止めている「弁がいったん開けられれば、インフレは必ずしも低いままではないだろう」と述べた。

原題:
Fried Rice Gets Cheaper in Indonesia as Super Apps Fight it Out(抜粋)

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