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【債券週間展望】利回りはフラット化か、超長期債買い強まるとの見方

11月第1週(5-8日)の債券市場では超長期債への買いが再び強まり、利回り曲線がフラット(平たん)化すると予想されている。米中通商協議の不透明感による米長期金利への低下圧力や、日本銀行が金融政策決定会合で超長期金利の低下抑制策を見送ったことが背景。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 米10年債が1.6%台なら10年債はマイナス0.2%割れでもおかしくない。9月の日銀総裁けん制発言で売られ過ぎた相場がフェアバリューに向けて戻している
  • 超長期金利の低下抑制策は打ち出されず、オペ計画も変更なく、日銀の踏み込んだ対応はない。超長期ゾーンは週初にオペがあり需給的に良く、ブルフラットがイメージしやすい
  • 10年入札はマイナス0.20%を若干上回る水準なら買いたい人の方が多いか。休んでいた海外勢の円債買いが再び強まる公算もある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.22%~マイナス0.16%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 低金利政策の長期化見通しが強まる一方、オペ減額などが警戒されて積極的に上値を買い進む動きは限られる
  • 米中通商協議の不透明感が続いており、米債市場では根強い利下げ観測。米債利回りの上昇懸念が後退すれば国内でも利回り安定
  • 10年入札は現状の利回り水準では上値を買い進む動きは限られるが、投資家の押し目買い姿勢に変化はなく、下値不安は小さい
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.20%~マイナス0.15%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
5日1-3年4200億円
3-5年3400億円
10-25年1200億円
25年超300億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
6日10年2.1兆円程度0.1%
8日物価連動4000億円程度0.1%

主な材料

  • 5日:9月の米貿易収支
  • 5日:10月の米ISM非製造業景況指数
  • 6日:日銀金融政策決定会合の議事要旨(9月18、19日分)
  • 8日:10月の中国貿易統計
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