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Photographer: Alphotographic/E+

為替トレーダーの最大不安「ブレグジット党」-労働党党首でない

更新日時
  • ゴールドマンとブルーベイはポンドのロングポジションから手を引く
  • 合意なき離脱の可能性高めるいかなる状況も最悪シナリオになり得る
Close up of the new UK pound coin released into circulation 30 Mar 2017.
Photographer: Alphotographic/E+

英国で12月に行われる前倒し総選挙を注視するポンドの為替トレーダーらは、最大野党・労働党のコービン党首の社会主義的政策よりもナイジェル・ファラージュ氏率いる「ブレグジット党」に不安を抱いている。

  政権政党の選択と同時に欧州連合(EU)離脱を問う投票の意味合いも持つ今回の選挙は、結果の予測が一層難しく、ゴールドマン・サックス・グループとブルーベイ・アセット・マネジメントは、ポンド高の方向に賭けるロングポジションから手を引いた。

  10月の終盤までのポンド上昇率は5%強と10年余りで最良のパフォーマンスだが、不透明感によりこれ以上の相場の上げは抑えられるとストラテジストらは考えている。

  コービン氏が提唱する増税や国有化の構想ではなく、EU離脱および将来のEUとの関係にブレグジット党が及ぼす影響力こそ、トレーダーにとって主要なリスクだ。

  ジョンソン首相率いる与党保守党は、ファラージュ氏と協定を結ぶ可能性をかねて否定してきたが、EUと首相が取り決めた離脱合意の実現のために単独で十分な支持が得られない場合、同氏に頼らざるを得ない状況になりかねない。

  ブルームバーグの最新ランキングで主要為替レート予測の精度が最も高いラボバンクの通貨戦略責任者ジェーン・フォーリー氏は「『合意なき離脱』の可能性を高めるいかなる状況も最悪のシナリオとなろう。ブレグジット党の予想以上の健闘もその一つだ」と指摘した。

 

The Brexit Party Conference Tour

ナイジェル・ファラージュ氏

写真家:ルーク・マクレガー/ブルームバーグ

Option bets covering the election are still negative on the pound

      保守党との連立政権内でブレグジット党の勢力が拡大する最悪のシナリオでは、「来年のEUとの通商交渉がかなり困難になり、移行期間終了時に無秩序な形でEUを離脱するリスクが増す」とフォーリー氏はみている。ポンドの対ドル相場は1ポンド=1.20ドルを目指す下げにさらされやすくなると考えられる。

      英紙テレグラフ(電子版)は30日夜、ブレグジット党内で一部の選挙区への候補者擁立を見送る意見があり、実際そうなれば保守党が過半数の議席を得る可能性が高まると報道。31日のポンド相場はこれを受け上昇した。

      ブレグジット党の幹部が同紙に語ったところでは、保守党の候補に対立候補を立てるのをやめ、離脱を支持する有権者が多い労働党の地盤に重点を置くよう指導部を懸命に説得する動きがあるという。

      ラボバンクのフォーリー氏は、ジョンソン首相が何とか政権を発足させ、新たな離脱案の議会通過が実現すれば、ポンド相場は1.32ドルに2%上昇する可能性があると予想している。

      

    原題:Pound Investors’ Biggest Fear on Snap U.K. Election Isn’t Corbyn

    Brexit Party Could Help Tories in General Election By Not Fighting Hundreds of Seats(抜粋)

    (総選挙後の連立シナリオを追加して更新します)
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