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米財務省、企業の課税回避策を防止するルールを緩和する計画

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米財務省は10月31日、課税回避を目的とした米企業による利益の海外移転を防止するルールの緩和計画を明らかにした。同省が同日ガイダンスを発表した。

  米当局はここ数年、企業が複雑な取引を駆使し課税回避のため利益を海外移転する手法に対する規制厳格化に重点を置いてきたが、今回の指針は政策転換を示す。米財務省はトランプ政権下で実現した税制改革で、オバマ政権末期に施行された規制の一部が必要なくなったとしている。

  ムニューシン財務長官は声明で、「減税でビジネス環境は一段と競争力が高まったため、時代遅れに映る規制上の負担を軽減し、雇用創出者や勤勉な米国民の負担をさらに減らすことができるようになった」との見解を示した。

  米財務省の規制は、米企業が所得を海外関係会社に移転し、その資金を国内企業に貸し付け、その金利を内国歳入庁の徴税から控除することで税負担を減らす手法を防止するルール。

  財務省高官は記者団との電話会議で、米企業が海外支店から融資を受け72カ月以内に現金を海外支店に送付した場合、自動的に税控除対象融資を課税対象証券と再び見なすルールの一部を当局は撤廃する意向だと説明した。

原題:Treasury Plans to Scale Back Corporate Tax Avoidance Rules (抜粋)

(ムニューシン財務長官の見解などを追加して更新します)
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