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中国が国内外のリスク増大警告、香港を「厳しく」統治-4中総会閉幕

Beijing Prepares For The National Day
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Beijing Prepares For The National Day
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国共産党にとって今年最も重要な会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)は10月31日、国内外でリスクが増大しつつあるとの警告を盛り込んだコミュニケを発表して閉幕した。

  「国内外でリスクと試練が著しく増大し、複雑さを深めている状況」を前に、党は「社会主義の偉大な旗を高く掲げる」とコミュニケはうたった。4中総会では、市場に基づく経済システムの改善方法なども議論。10月28-31日の4日間にわたり、非公開で行われた。

  戦略国際問題研究所(CSIS)で中国を研究する ジュード・ブランシェット氏は、「意味のある経済改革方針は今回の会議で十分に示されなかったが、それは異例なことではない」と解説。「共産党による監督と統制のレベルを抜本的に変更する意図が、習主席にないことを示唆する最新のシグナル」と述べた。

  中国経済は今年、約30年ぶりの低成長にとどまると予想されている。米国との貿易戦争や、豚肉のような主要食材の価格高騰が懸念を強めている。香港で続く民主化要求デモをどのように抑えるかも、習政権の抱える難題だ。

  中国はこうした課題に対し、継続性の必要を強調した。コミュニケは「集中統一指導」や「政治的安定」といった共産党が中国政治制度の「明確な強み」と位置づける点に言及。経済と文化、社会における党の指導力や、中国の制度に自信を持つことの必要性など、習氏がこれまでに強調してきたテーマに回帰した形となった。

  香港については憲法および基本法に基づいて「厳しく」統治し、長期的な繁栄と安定を確保することが必要だとする、習氏や他の高官による主張と同様の内容がコミュニケに盛り込まれた。香港の法規とその執行システムは改善されるとしたが、詳細は示さなかった。

原題:
China Warns Risks Increasing After Biggest Annual Party Meeting(抜粋)

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