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きょうの国内市況(10月31日):株式、債券、為替市場

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●日本株は小幅高、日銀緩和姿勢を確認-通信など内需高く銀行安い

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  東京株式相場は小幅高。米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げに加え、日本銀行が政策金利のフォワードガイダンス(指針)を緩和の方向に修正したとの見方が広がり景気の先行きが楽観視された。情報・通信、不動産などの内需関連、化学や鉄鋼といった素材関連が高い。銀行など金融株は下落。

  • TOPIXの終値は前日比1.11ポイント(0.1%)高の1667.01
  • 日経平均株価は同83円92銭(0.4%)高の2万2927円04銭

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは日銀会合について、「フォワードガイダンスで時期に関する記述がなくなり、緩和へのニュアンスが強まった。全く変更がないことによる失望が回避された」と話した。「米中通商摩擦などのリスクに対し、日銀が早い段階で景気への影響を抑制してくれると期待された」と言う。

  午前の取引では、米長期金利の低下や日銀のマイナス金利深堀りへの警戒で銀行株が大きく下げ、TOPIXはマイナス圏で推移する場面が多かった。

  午後に入り日銀会合の結果が公表されると、金利深堀りがなかったことで収益不安が後退した銀行株が下げ幅を縮小、鉄鋼や非鉄金属といったバリュー株も買われた。

●債券上昇、日銀緩和策の長期化見通し強まる-利回り曲線フラット化

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  債券相場は上昇。世界経済の先行き不透明感が根強い中、日本銀行の超低金利政策が長期化するとの見通しを背景に利回り曲線全体にフラット(平たん)化圧力が掛かった。

  • 新発10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.145%と、25日以来の水準
  • 新発20年債利回りは一時0.22%と17日以来、新発30年債利回りは0.38%と25日以来の水準までそれぞれ低下
  • 長期国債先物12月物の終値は18銭高の153円95銭。一時は34銭高まで上伸。午後は日銀会合の結果を受けて期待されていたほど追加緩和に踏み込まなかったとの見方などを背景に3銭高まで上げ幅を縮める場面もあった

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • グローバルな経済・金融環境は金利が下がる方向にある状況下で、日銀が対抗手段を持ち得ないことがあらためて確認された
  • 日銀の利下げ余地がない中で、今の緩和局面が長引くということになり、利回り曲線にはブルフラット化要因になる
  • 一方、今回の会合に関してはマイナス金利にもう少し踏み込むとの期待もあったとみられ、中期ゾーンや先物にはいったん売り圧力も

日銀会合

  • 現行の政策運営方針の維持を賛成多数で決定
  • 新たな金融政策のフォワードガイダンスでは時期のめどを削除。注意が必要な間は「現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定している」とした
  • SBI証の道家氏
    • フォワードガイダンスで利下げの可能性を示唆して期待をつないでいるが、期間については曖昧さが残る
    • 白黒がはっきりしないグレーに近いイメージで、ガイダンスが強化されたかどうかは不透明

●ドル・円は下落、日銀フォワードガイダンス変更も利下げ期待高まらず

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東京外国為替市場のドル・円相場は下落した。日本銀行がフォワードガイダンスに将来の利下げの可能性を明記したが、市場では実際に利下げするのはハードルが高いとの見方が背景。  

ハイライト
  • ドル・円は午後3時47分現在、前日比0.2%安の1ドル=108円69銭
  • ユーロ・ドルは0.1%高の1ユーロ=1.1162ドル。ユーロ・円はほぼ変わらずの1ユーロ=121円33銭

バンクオブアメリカ・メリルリンチの山田修輔主席FX・日本株式ストラテジスト

  • 日銀のハト派的な姿勢は積極的に利下げを織り込ませるというより、市場の潜在的な利下げ期待を維持するためとみられ、実際の利下げに向けたハードルはそこまで低くはない
  • 副作用に配慮しながらでは利下げ余地も為替への影響も限られざるを得ない
  • フォワードガイダンスの変更を受け、黒田総裁の記者会見では短中期的な利下げの蓋然性を高めているのか、イールドカーブのスティープ化が望ましいとの認識に変わりはないのかが焦点

モルガン・スタンレーMUFG証券債券統括本部の加藤昭エグゼクティブディレクター

  • 日銀はフォワードガイダンスを修正し、一段と低い政策金利の可能性を示唆したが想定の範囲内。ゼロ回答ではないが、一部で期待していたマイナス金利深掘りはなかった
  • FRBは利下げを小休止するものの、将来の利下げの可能性を残したことや、きょうの中国PMIが悪化したことがドルの重しになっている
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