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ボーイングCEOに米議会で厳しい批判、墜落機のソフトや報酬巡り

  • 議員や墜落事故の遺族、マレンバーグCEOに辞任求める
  • 737MAX運航再開が危うくなる事態は避けられたとの見方

ボーイングのデニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は30日、2日目の米議会公聴会で、旅客機737MAXの2件の墜落事故との関連が指摘されている飛行制御システムを巡る会社の対応を厳しく批判され、辞任を求められた。

  ただ、公聴会ではMAX運航再開の可否に関する米連邦航空局(FAA)の最終審査に遅れを生じさせるような新事実は出なかった。MAXは7カ月余り前から運航停止となっている。

Boeing CEO Muilenburg And 737 Chief Pilot Testify To House Transportation Committee

下院運輸経済基盤委員会で証言するボーイングのマレンバーグCEO(10月30日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  マレンバーグ氏は30日の下院運輸経済基盤委員会の公聴会で5時間にわたって議員から厳しい質問を浴び、同氏は2件の墜落事故と関連付けられているソフトウエアの設計や意思疎通を巡る誤りの詳細を初めて公にした。

  同氏は、失速防止システム(MCAS)と呼ばれる飛行制御ソフトウエアでボーイングが3つのミスを犯したことを認めた。一つのセンサーで起動するように設計したこと、パイロットの訓練にMCASを含めなかったこと、システム起動時にパイロットが反応するのに要する時間を過小評価したことだ。「私と会社には説明責任がある」と述べた。

  マレンバーグ氏は29日には上院商業科学運輸委員会で証言していた。ボーイングの株価は30日、0.8%安の346.06ドルで終了。MAX運航再開に向けて大きな障害は新たに生じなかったとの見方から、2日間の公聴会開始時の水準を上回っている。

Boeing 737 Max Planes Sit Idle As Company Continues To Work On Software Glitch That Contributed To Two Fatal Jetliner Crashes

ボーイングの737MAX

Photographer: David Ryder/Getty Images

  議員や事故遺族は、マレンバーグ氏の報酬についても批判した。同氏の昨年の報酬は前年比27%増加し2300万ドル(約25億円)を超えた。同氏は自身の報酬については取締役会が決めていると説明した。

原題:
Boeing CEO Bashed in Congress as Investors Shrug Off Risk to Max(抜粋)

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