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Photographer: Akio Kon

ドル・円は下落、日銀フォワードガイダンス変更も利下げ期待高まらず

更新日時
Japanese 10,000 yen banknotes are arranged for a photograph in Kawasaki, Kanagawa Prefecture, Japan, on Tuesday, July 9, 2013. Economists are ditching forecasts for the Bank of Japan to further expand its record easing this year amid signs that a recovering economy may spur inflation.
Photographer: Akio Kon

東京外国為替市場のドル・円相場は下落した。日本銀行がフォワードガイダンスに将来の利下げの可能性を明記したが、市場では実際に利下げするのはハードルが高いとの見方が背景。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時47分現在、前日比0.2%安の1ドル=108円69銭
  • ユーロ・ドルは0.1%高の1ユーロ=1.1162ドル。ユーロ・円はほぼ変わらずの1ユーロ=121円33銭

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの山田修輔主席FX・日本株式ストラテジスト

  • 日銀のハト派的な姿勢は積極的に利下げを織り込ませるというより、市場の潜在的な利下げ期待を維持するためとみられ、実際の利下げに向けたハードルはそこまで低くはない
  • 副作用に配慮しながらでは利下げ余地も為替への影響も限られざるを得ない
  • フォワードガイダンスの変更を受け、黒田総裁の記者会見では短中期的な利下げの蓋然性を高めているのか、イールドカーブのスティープ化が望ましいとの認識に変わりはないのかが焦点

モルガン・スタンレーMUFG証券債券統括本部の加藤昭エグゼクティブディレクター

  • 日銀はフォワードガイダンスを修正し、一段と低い政策金利の可能性を示唆したが想定の範囲内。ゼロ回答ではないが、一部で期待していたマイナス金利深掘りはなかった
  • FRBは利下げを小休止するものの、将来の利下げの可能性を残したことや、きょうの中国PMIが悪化したことがドルの重しになっている
FOMCと日銀会合を経てドルの上値重く

背景

  • FOMCが3会合連続で利下げ、今後は少なくとも1会合は政策を据え置く可能性を示唆
  • 日銀がきょうの金融政策決定会合でフォワードガイダンスに利下げの可能性を明示-政策は現状維持
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