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9月の求人倍率は1.57倍、2カ月ぶり低下-求人数7カ月連続減

更新日時
  • 完全失業率は2.4%、6カ月ぶり上昇-市場予想は2.2%
  • 弱い景気が労働市場に影響与えても不思議ではない-野村証の桑原氏
Morning commuters cross a road in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. 

Morning commuters cross a road in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. 

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
Morning commuters cross a road in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. 
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

厚生労働省が1日発表した9月の有効求人倍率は1.57倍と、2カ月ぶりに低下した。市場予想を下回った。米中貿易摩擦や中国の景気減速などにより生産活動が弱含む中、有効求人数は7カ月連続で前年同月を下回った。総務省が同日発表した9月の完全失業率は2.4%と、6カ月ぶりに上昇した。

         

キーポイント
  • 有効求人倍率は1.57倍(市場予想は前月から横ばいの1.59倍)
    • 有効求人数は前年同月比1.3%減-7カ月連続減
    • 有効求職者数は2.1%増-3カ月連続増
  • 新規求人倍率は2.28倍(前月2.45倍)
    • 新規求人数は1.5%減-2カ月連続減
  • 完全失業率は2.4%(市場予想は前月から横ばいの2.2%)-6カ月ぶり上昇
    • 完全失業者数は6万人増の168万人-4カ月ぶり増

             

求人数は7カ月連続で前年割れ

エコノミストの見方

野村証券の桑原真樹シニアエコノミスト:

  • 失業率の上昇は単月でこれくらい振れることはあり、そんなに心配していない。要因としても新規に職を探し始めた人が増えたのが大きいとみている
  • 気になるのは有効求人倍率のリポートにある新規求人数。このところ弱いが9月はさらに弱くてなっている
  • 現時点ではこれをもって労働市場が悪化し始めたとは考えていないし、大きな悪化を予測しているわけではないが、注意が必要
  • 弱い景気が労働市場に影響を与えても不思議ではない。人手不足感が根強い一方で景気も強くない、その綱引き

詳細

  • 新規求人では製造業が前年同月比11%減、8カ月連続のマイナス-厚労省
    • 卸売・小売業は3.2%減、2カ月連続マイナス
  • 雇用環境は依然として良い状況-総務省担当者
    • 失業率の上昇は新たに求職する人が増えたことが大きな要因、新たな求職者は対前月比9万人増
    • 原数値の就業者数(6768万人)、女性の就業者数(3028万人)共に統計をさかのぼれる1953年以来過去最高
    (詳細を追加し、エコノミストコメントを差し替えて更新します)
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