Photographer: Kiyoshi Ota
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日本株の投資妙味高まるか、企業の配当が記録的水準に拡大-野村証
Min Jeong Lee-
東証1部上場企業の配当は8月時点で14.5兆円、12年末から2倍増
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S&P500種は12年末から2倍余りに上昇、TOPIX上昇率は90%

An electronic ticker stands above the trading floor at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Wednesday, Aug. 30, 2017.
Photographer: Kiyoshi Ota
Photographer: Kiyoshi Ota
日本企業の配当支払いはかつてないほどの規模に膨らんでおり、それがより多くの投資家を呼び込むことにつながる可能性があると野村証券はみている。
野村のデータによれば、東証1部上場企業の配当総額は8月時点で推定14兆5000億円に達した。第2次安倍晋三内閣が発足した2012年12月当時から2倍余りに増えたことになる。
ストラクチャード・プロダクト部クオンツ・インデックス・ストラテジーヘッドの菊川匡氏は、配当が「どんどん増えている」として、投資家にとって株式市場でリスクを取る正当な理由があると語る。
Growing Returns
Dividend payouts for Tokyo shares climb to a record high
Source: Nomura
Note: Data for stocks on first section for Tokyo Stock Exchange
配当面で、日本株は米国株より魅力的かもしれないと菊川氏は指摘。米企業の配当支払いが不規則な傾向にある一方、日本企業は一定した配当ペースを選好していると説明した。
にもかかわらず、米国株のパフォーマンスは日本株を上回っている。S&P500種株価指数は12年12月末以降2倍余りに上昇。同じ期間のTOPIX上昇率は90%程度となっている。
原題:Japan Stocks’ Appeal: a Growing $133 Billion Dividend Pile(抜粋)
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