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パウエル議長、長期的選択肢を複数検討-短期金融市場の流動性向上で

  • 資本や流動性に関する規則の変更を検討することはないだろうと指摘
  • 幾つかのテクニカルな事項についても考慮-「日中」の措置含め
パウエル議長

パウエル議長

Photographer: Al Drago/Bloomberg
パウエル議長
Photographer: Al Drago/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は30日、短期金融市場が先月に異例の逼迫(ひっぱく)に見舞われたことを受け、金融当局として「日中」の措置を含め、市場の流動性向上のための複数の長期的な選択肢を検討していると語った。

  パウエル議長は連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、9月に生じたような事態の再発防止のため、米金融当局がテクニカルな調整を考えていると話した。議長はその上で、当局としてウォール街の資本ないし流動性に関する規則の変更を検討することはないだろうと述べた。

  パウエル議長は「デイライト・オーバードラフト(日中当座貸越)の形で、銀行が連邦準備制度から日中に流動性の供給を受けるのはありふれたことだった」と指摘。「これは当局として検討する可能性があるものであり、潤沢にあると見なされる流動性を金融システム内でもっと自由に移動させることになるよう、幾つかのテクニカルな事項についても考慮するだろう」と説明した。

  パウエル議長はまた、先月の大手銀行の行動には驚いたと言明。銀行が心地よく感じる最低限の流動性について当局が調べたところ、もっと魅力的な方途に仕向けるのではなく、基準を大幅に上回って維持していることが分かったと話した。

  議長は「とても良い利用機会があると考えられる状況でも、各行はそうした流動性を活用することはなかった」とし、「それはなぜか。われわれは慎重に分析している」と語った。

原題:Fed Seeks Repo Liquidity Boost Without Rule Changes, Powell Says(抜粋)

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