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日本株は小幅高、日銀緩和姿勢を確認-通信など内需高く銀行安い

更新日時
  • 日銀は政策金利のフォワードガイダンス修正、利下げの可能性明示
  • 米FOMCは0.25ポイント利下げ、米10年債利回りは1.77%に低下
The Tokyo Stock Exchange (TSE) building, operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

31日の東京株式相場は小幅高。米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げに加え、日本銀行が政策金利のフォワードガイダンス(指針)を緩和の方向に修正したとの見方が広がり景気の先行きが楽観視された。情報・通信、不動産などの内需関連、化学や鉄鋼といった素材関連が高い。銀行など金融株は下落。

  • TOPIXの終値は前日比1.11ポイント(0.1%)高の1667.01
  • 日経平均株価は同83円92銭(0.4%)高の2万2927円04銭

〈きょうのポイント〉

  • 日銀は政策金利を-0.1%に据え置き、フォワードガイダンスから時期を削除
    • 現在の長短金利水準、または、それを下回る水準での推移想定
  • 米FOMCが追加利下げ、3会合連続
    • 今後少なくとも1会合は政策を据え置く可能性
  • 米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.77%
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証入り口

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは日銀会合について、「フォワードガイダンスで時期に関する記述がなくなり、緩和へのニュアンスが強まった。全く変更がないことによる失望が回避された」と話した。「米中通商摩擦などのリスクに対し、日銀が早い段階で景気への影響を抑制してくれると期待された」と言う。

日銀会合についてはこちらをご覧ください

  米利下げを受けて日本株は小高く始まった。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、米金融当局が「次回会合に向けて様子見の姿勢を見せたことは、米国がある程度ファンダメンタルズに自信を持っていることを示す」と指摘した。

  午前の取引では、米長期金利の低下や日銀のマイナス金利深堀りへの警戒で銀行株が大きく下げ、TOPIXはマイナス圏で推移する場面が多かった。

  午後に入り日銀会合の結果が公表されると、金利深堀りがなかったことで収益不安が後退した銀行株が下げ幅を縮小、鉄鋼や非鉄金属といったバリュー株も買われた。

小幅高
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