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米GDP:7-9月は1.9%増、個人消費が堅調-設備投資は縮小

更新日時

7-9月(第3四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は、拡大ペースが市場予想を上回った。堅調な個人消費に支えられた。企業設備投資の軟化や輸出の低迷に関連した景気減速の広がりを巡る懸念はひとまず和らいだ格好だ。

キーポイント
  • 7-9月のGDP速報値は前期比年率1.9%増
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は1.6%増
    • 昨年10-12月(第4四半期)以来の低い伸び
    • 今年4-6月(第2四半期)は2%増
  • 米経済の最大部分を占める個人消費は2.9%増
    • 市場予想2.6%増
  • 非住宅の設備投資は3%減-2015年以来の大幅マイナス

Still Spending

U.S. consumers saved the day again, offsetting business weakness

Source: U.S. Commerce Department

Note: Figures show contributions to percent change in real GDP

エコノミストの見解

ナットウエスト・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、ミシェル・ジラード氏:

  • 「これまでと同じテーマだ。個人消費は強く、ビジネスは弱い」
  • 「問題はどちらが勝るかだ。当社の見解は後者の方に傾いている。企業の弱さはさらに続き、最終的に個人消費も軟化すると当社では考えている」
  • 一方で、「今回の数字は必ずしもこの問い掛けに答えるものではない」
  • 「これが問題であるということを引き続き示唆しているにすぎない」

インサイト

  • GDPは前年同期比ベースでは2%増-トランプ大統領就任以降で最も低い伸び
  • 企業設備投資はこれで2期連続の縮小-4-6月は1%減だった
    • 構築物の投資が15.3%減-石油・ガス探査の落ち込みが主因
    • 構築物投資のGDP寄与度はマイナス0.48ポイント
    • 機器投資は3.8%減-コンピューターや航空機が減少
  • 純輸出は景気拡大へのわずかな足かせとなり、GDP寄与度はマイナス0.08ポイント
  • 在庫の寄与度はマイナス0.05ポイント
  • 国内最終需要は2%増(前期3.6%増)-基調的な需要の減速を示唆
  • インフレ調整後の実質可処分所得は2.9%増-前期2.4%増

詳細

  • 個人消費のGDP寄与度は1.93ポイント
  • 政府支出の寄与度は0.35ポイント
  • 住宅投資の寄与度は0.18ポイント-住宅ローン金利の低下を背景に2017年末以降で初のプラス寄与
    • 住宅投資は5.1%増に持ち直し
  • 個人消費支出(PCE)価格指数の食品とエネルギーを除いたコア指数は7-9月に2.2%上昇
  • 統計の詳細は表をご覧下さい

原題:U.S. Economy Holds Up With 1.9% Growth on Consumer Strength (3)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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