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フィアット・クライスラーとPSA、合併巡り協議中と確認

更新日時
  • 合併ならホンダとほぼ同規模の世界的な企業が誕生
  • PSAとFCAの株価は上昇-ルノー株は値下がり

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランスのグループPSAは30日、合併の可能性について協議中であると発表した。実現すればドイツのフォルクスワーゲン(VW)に匹敵する巨大な欧州自動車メーカーが誕生し、世界の自動車業界の姿を大きく変えることになる。

  FCAは発表文で「世界有数のモビリティーグループの1つの誕生に向けて、協議が続けられている」とし、ブルームバーグを含むメディア各社の報道を確認した。「プジョー」や「オペル」、「シトロエン」などのブランドを展開するPSAも同様の内容の声明を発表した。

Automobile Assembly Inside a Peugeot SA Factory

仏ソショーのプジョー工場

  欧州2位の自動車メーカーであるPSAがFCAと合併すれば、時価総額は470億ドル(約5兆1200億円)となり、ホンダとほぼ同規模の世界的な企業が誕生する。

  FCAは仏ルノーとの統合をいったん探っていたが6月に頓挫。FCAとPSAの合併協議では、PSAの大株主であるフランス政府が重要な役割を果たすと見込まれる。

Bulking Up

Fiat Chrysler-PSA would leapfrog GM among global automakers

Source: Largest.org

Note: MMC is Mitsubishi Motors Corp.

  

  エバコアのアナリスト、アーント・エリングホルスト氏はPSAとFCAの合併協議が「完了した場合、資本配分に関するもっと合理的な業界行動に火を付けるとはずだとわれわれは考えている」と述べた。欧州と中南米、中国で重複する事業があるため、2023年までに70億ユーロ(約8470億円)を超える「総シナジー」効果を達成する機会があるとも指摘した。

Trans-Atlantic Union

Fiat and Peugeot merger would create Western powerhouse

Source: Bloomberg

Note: Revenue breakdown data is for 2018.

  PSAとの合併協議を確認したFCAの株価は30日のミラノ市場で一時11%高となった。同日のパリ市場ではPSA株が一時8.2%高と今年最も大きく上げる一方で、ルノー株は下落している。

原題:Fiat Chrysler, PSA Confirm They’re Exploring Potential Tie-Up、Fiat Chrysler Rises 10% in Milan Trading on Peugeot Talks、PSA Rises Most This Year as Confirms Talks With Fiat Chrysler (抜粋)

(4段落目以降にアナリストの見方や株価の動きを追加して更新します)
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