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クレディS、トレーディング好調で3Q収益予想以上-通期には慎重

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クレディ・スイス・グループは7-9月(第3四半期)決算でトレーディングを手掛けるグローバル・マーケッツ部門の収入が急増したものの、通期については弱気な見通しを示した。

  クレディ・スイスは米中貿易対立が支出や投資決定に影を落とすだろうとした上で、英国の欧州連合(EU)離脱問題も今年の顧客センチメントに影響するだろうと指摘した。

Key Speakers At Bloomberg European Capital Markets Forum

ティージャン・ティアムCEO

  第3四半期は収入と純利益が共にアナリスト予想を上回った。グローバル・マーケッツ部門の収入が急増し、税引き前利益は2億6900万スイス・フラン(約295億円)とアナリスト予想のほぼ2倍に達した。債券トレーディング収入は63%増、株式は3%増だった。ただ、投資銀行・資本市場事業は今年2回目の四半期赤字となり、アジアのトレーディング事業も赤字だった。

  ウェルスマネジメントの資金流入は56億フランとアナリスト予想の約70億フランを下回ったが、インターナショナル・ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は5億3900万フランと予想を上回った。

  シティグループのアナリストらはリポートで、第3四半期業績は「まだら模様」と記述。KBWのアナリストは資本市場部門とアジアのトレーディングに疑問が残ると指摘し、株価は下落した。

  ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ウェルスマネジメント部門責任者だったイクバル・カーン氏に対する内偵があったことについて、「不適切だった」としつつ、自身は指示していないと言明。業績に目に見える影響は出ていないと語った。

原題:
Credit Suisse Results Bring Relief to Thiam After Spying Scandal(抜粋)
Credit Suisse CEO Cautions on Outlook After Trading Beat (2)

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