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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日銀買い入れ、超長期債の新発銘柄を除外-相場は上昇で反応(1)

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Vehicles travel past the Bank of Japan (BOJ) headquarters in Tokyo, Japan, on Monday, July 8, 2019. Governor Haruhiko Kuroda said extremely low interest rates will be kept in place until at least around next spring while the bank will keep an eye on risks for price momentum.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は30日の国債買い入れオペで、残存期間10年超25年以下の対象銘柄から新発20年債を外すとともに、25年超では新発30年債を前回に続いて除外した。超長期債の需給を緩めることで利回り曲線のスティープ(傾斜)化を促すのが狙いとみられているが、債券相場はむしろ買いが優勢となり上昇している。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存10年超25年以下の国債買い入れ1200億円の対象銘柄を20年債が114-169回、30年債が2-44回とし、25日に発行されたばかりの新発20年債の170回を含めなかった。残存25年超の買い入れ300億円についても、30年債が45-63回、40年債が1-12回で、新発30年債の64回を対象から外している。

  債券市場では、日銀の買い入れに対する慎重な姿勢にもかかわらず、買いが優勢の展開だ。長期国債先物の中心限月12月物は日銀オペの通知後に前日比19銭高の153円86銭まで一時上昇。新発20年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い0.25%で推移している。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「今日の焦点だったのは、20年債170回債と30年債64回債が除外されるかどうかだったが、結果的には両方とも外れた。教科書的には超長期債中心に売り材料だが、反応は限定的。むしろ、除外されるのは恐らく織り込み済みだったので、超長期債の潜在的な買い手が不透明感が一つなくなったことで好材料ととらえたのかもしれない」と語った。

  これまで新発債は需給が相当程度に逼迫(ひっぱく)しない限り、オペ対象から外されることはなかった。しかし、18日の買い入れで新発30年債が除外されたことを受けて、同日の相場はオペで売却しようとしていた向きからの売りが優勢になり、30年債利回りは急上昇した。 

(第2段落以降を差し替え、追加します)
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