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Photographer: David Ryder/Getty Images North America

ボーイング従業員が事故前に737MAX生産停止を進言-下院委員長

  • 下院運輸経済基盤委員長が30日の公聴会前に明かす
  • ボーイングCEO、「過ちを犯した」と29日の上院公聴会で発言
RENTON, WA - AUGUST 13: Boeing 737 MAX airplanes are seen parked on Boeing property near Boeing Field on August 13, 2019 in Seattle, Washington. (Photo by David Ryder/Getty Images)
Photographer: David Ryder/Getty Images North America

ボーイングの旅客機737MAXの墜落事故が起きる前に、同社管理職の1人が安全上の懸念から同機の生産を停止するよう幹部に訴えていたと、米下院運輸経済基盤委員長が明らかにした。737MAXは2件の墜落事故後、運航停止となっている。

  ボーイングのデニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は30日に同委の公聴会で証言する予定で、同委が29日、デファジオ委員長の冒頭発言のテキストを事前に公表した。

  それによれば同委員長(民主、オレゴン州)は、「2018年10月のライオンエア事故の数カ月前にボーイングのマネジャー1人が安全上の理由から、当時の副社長と737プログラムのゼネラルマネジャーに737MAXの生産ラインを閉鎖するよう訴えたケースをわれわれは少なくとも1件把握している」と、新たな疑惑を提示した。

Boeing CEO Dennis Muilenburg Testifies To Senate Commerce, Science And Transportation Committee

米上院公聴会で証言するデニス・マレンバーグ氏(10月29日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  同委員長はこのマネジャーが述べた安全上の懸念の具体的内容や、会社側がどのように対応したかについて明らかにしなかった。ボーイングにコメントを求めたがこれまでに返答はない。

  マレンバーグCEOは29日に上院商業科学運輸委員会で証言し、公聴会に出席した墜落事故の遺族らに哀悼の意を表すと共に、同社は事故から教訓を得て安全の確保に尽力すると言明。「われわれはこれらの事故から課題を得て変わることを余儀なくされた。われわれは過ちを犯したし、勘違いもした」と語った。2件の墜落事故で合わせて346人が死亡した。

  デファジオ委員長が提示した新たな疑惑により、30日に下院証言を控えるマレンバーグ氏への圧力は増した。同氏はボーイング取締役会の追及が強まる中でもCEO職にとどまり、同社の評価を回復させようとしている。

原題:Boeing Manager Sought to Halt 737 Max Production Over Safety (2)(抜粋)

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