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TOPIX小幅高、日米好決算で医薬品や食料品上昇-米中協議重し

更新日時
  • メルクなど米医薬品決算は業績予想増額、富士通は12年ぶり高値
  • 東証1部売買代金はことし最多-指数イベントで取引終了時に膨らむ
The Tokyo Stock Exchange (TSE) building, operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

30日の東京株式市場ではTOPIXが小幅続伸。米中貿易協議の不透明感や日米金融政策の発表前で手控えムードが広がる中、メルクなど米医薬品企業の好決算を手掛かりに医薬品株が上昇。富士通や野村ホールディングス、カルビーなど好決算を発表した銘柄も高い。米アップル株安を受けた電子部品や輸出、素材は下落。

  • TOPIXの終値は前日比3.22ポイント(0.2%)高の1665.90
  • 日経平均株価は同131円01銭(0.6%)安の2万2843円12銭

〈きょうのポイント〉

  • 富士通:通期営業益予想を上方修正
  • メルク、業績予想を上方修正、がん治療薬は売上高30億ドル突破
  • ファイザー、利益が予想上回る-通期見通しも引き上げ
  • 米中は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた第一段階合意に調印しない可能性も、ホワイトハウス報道官は署名目指し合意書調整中-ロイター
  • 米では30日に連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表
  • 東証1部売買代金は3兆3796億円とことし最多、TOPIXの月末リバランスで引け際に1兆円超出来る

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「FOMCで利下げ打ち止め感が示されれば、米金利が上昇して為替相場はドル高・円安に向かう。日本株にプラスに働くという期待がある」と話した。

Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証の株価ボード

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  米中協議に対する楽観が後退する中、TOPIXと日経平均は前日終値近辺で取引を開始。電機株の下落などで日経平均は徐々に下げ幅を広げたが、TOPIXは終始方向感に欠けた。証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は、米中協議の見通しに関するニュースが交錯しており、「過度に警戒感が強まっているわけではないが不透明感は続く」とみている。

  医薬品や化粧品関連、食料品、陸運といった内需・ディフェンシブ株の一角が上昇。藤原氏は「高値圏にあったバリュー株が売られ、ディフェンシブ銘柄が買われる循環物色」と説明した。

  一方、iPhone(アイフォーン)の販売台数が落ち込んだとみられているアップルの30日決算発表を前に、村田製作所やTDK、ロームといった電子部品株が下落。ニューヨーク原油先物安を受けた石油・石炭製品や鉱業、電機、機械、鉄鋼も安い。

続伸
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