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ムニューシン米財務長官、銀行規制緩和の検討は「理にかなう」

ムニューシン米財務長官は金融危機後に大手行に対して厳格化された流動性規制について、短期金融市場での資金不足に備えて緩和する用意があることを示唆した。

  ムニューシン氏は29日のインタビューで、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)やその他銀行と、流動性問題を回避する方法について協議したと明らかにした。11日間の中東・インド歴訪で最初に訪れたテルアビブで、「銀行からは日中流動性を巡る問題が指摘されており、これを規制当局が検討するのは理にかなう」とコメント。現行の規制枠組みでもリスクを高めることなく日中取引の流動性を高めるうまい方法が存在するかもしれないとした。

U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin Interview

ムニューシン米財務長官

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ムニューシン長官は先月のレポ市場の混乱について、法人税支払期限に絡んだ銀行システムからの資金流出という「技術的な問題」が主因だとする一般的な認識を示した。この機能障害を受けて、米金融当局は資金注入を続け、短期金利の上昇を抑制している。

  長官は混乱を招いた技術的な要因を金融当局が解決したと確信していると述べ、再燃しないとの見通しを示した。さらに、規制関連の問題はいずれも、これとは別個の問題だと指摘した。

  ただ銀行からは、金融危機後に導入された厳格な流動性要件が市場混乱要因の一つだったとの指摘がある。短期金融市場が変調に見舞われた際、JPモルガンにはそれを沈静化させるだけの資金も意思もあったが、規制によってそれが阻まれたと、ダイモン氏はこれまでに述べている

原題:
Mnuchin Open to Looser Rules Backed by Dimon to Ease Repo Stress(抜粋)

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