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英首相、総選挙を29日再提案-「プランB」過半数が賛成なら可決

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ジョンソン英首相

ジョンソン英首相

Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg
ジョンソン英首相
Photographer: Jeenah Moon/Bloomberg

ジョンソン英首相は、下院で3度にわたり総選挙の提案が否決されたにもかかわらず、欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりの打開に向け選挙の実施をあきらめていない。

  ジョンソン首相は、次期総選挙の日時を12月12日に設定する一行だけの法案を29日に下院に提出する方針を表明した。この法案は「固定任期議会法」に基づく総選挙の提案と異なり、下院の3分の2の支持を必要とせず過半数の賛成で可決できる。

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Source: UK Parliament

  首相はEU離脱協定法案を残された短い時間で通すことを下院議員らは「支持していない」と述べ、総選挙前に離脱合意案への議会承認を得る試みを断念する考えを明確にした。

  英紙テレグラフによれば、離脱協定法案を総選挙後まで棚上げすることに同意すれば、離脱阻止を公約に掲げて選挙に突入できるため、親EUの自由民主党とスコットランド民族党(SNP)が、12月の選挙を支持するとジョンソン首相は考えているという。

  テレグラフ紙によると、最大野党・労働党の「影の内閣」のメンバーはコービン党首に対し、流れに逆行する姿勢を続ければ、有権者に対峙(たいじ)することを怖がっていると批判する反対派に攻撃材料を与えると警告。コービン氏は提出される法案を「慎重に検討する」と発言し、党として選挙を支持する可能性を示唆したと同紙は伝えた。

  英国は当面はEUにとどまることになるため、総選挙の実施が決まれば、英EU離脱に関する「再国民投票」に事実上代わるものとなり、いかなる犠牲を払っても離脱を断行する政党か、あるいは離脱阻止を掲げる政党か有権者が選択できる最後のチャンスが訪れることになりそうだ。

原題:Boris Johnson Won’t Give Up on Trying to Force a U.K. Election

Boris Johnson Puts Brexit Deal on Ice to Force General Election(抜粋)

(総選挙が再国民投票に事実上代わるものになるとの見通しを追加して更新します)
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