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インドネシア、EVメーカーの投資呼び込み図る-ニッケル資源てこに

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  • インドネシアは28日からニッケル鉱の輸出を禁止
  • EVのバッテリーに使われ性能を左右するニッケルの需要は高い

インドネシアは、電気自動車(EV)のバッテリーに使われ性能向上を左右するニッケルの鉱石埋蔵量が世界最大で、これを強みに世界の自動車メーカーから巨額の投資を呼び込み、EV技術の中心地になろうと取り組んでいる。

  インドネシアのニッケル埋蔵量は世界全体の約4分の1を占め、その価値は約3500億ドル(約38兆1400億円)に達する。同国は28日、来年1月1日開始を予定していたニッケル鉱の輸出禁止措置を前倒しし、即時実施すると発表した。もともとは2022年の計画だったが、9月に20年1月実施に早めていた。

  輸出禁止で、EVメーカーやバッテリーメーカーがインドネシアのニッケルを利用するには同国内に施設を建設する必要がある。このため、供給チェーンのあらゆる段階に投資資金が流入しており、同国の自動車産業が急速に成長する可能性がある。

  ニッケル精錬所建設への投資額は24年までに総額200億ドルが見込まれる。既に住友金属鉱山や中国の寧徳時代新能源科技(CATL)、ブラジルのヴァーレのプロジェクトが進んでいる。インドネシア政府はトヨタ自動車や米テスラ、独フォルクスワーゲン(VW)といった自動車メーカーに加え、バッテリーメーカーのLG化学も機会を探っていると説明した。

A worker in a fire suit seen supervising the flow of hot

南スラウェシ州ソロアコのPTヴァーレのニッケル工場

Bloomberg

Global Advantage

Indonesia's nickel reserves could fuel its electric vehicle ambitions

Source: U.S. Geological Survey

原題:Indonesia Will Trade Nickel Riches for an Electric-Car Industry(抜粋)

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