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中国人民銀、29日も静観-リバースレポ3.9兆円満期到来でも

更新日時
  • 30日から3日間でさらに計2900億元が満期-10年債利回りは横ばい
  • 人民銀がTMLF経由の資金供給に30日踏み切ると見込む-ANZ

中国人民銀行(中央銀行)は29日もリバースレポによる資金供給を見送った。22日実施した2500億元(約3兆9000億円)規模の7日物リバースレポがこの日満期を迎えていた。

  人民銀は公開市場操作(オペ)を同日見送り、差し引き2500億元を金融システムから実質的に吸収。月末の財政支出が満期到来による影響を相殺すると発表文で説明した。30日からの3日間でさらに計2900億元が期限を迎える。

  28日のリバースレポによる資金供給見送りで、既にリスクテーク意欲の持ち直しによる圧力にさらされていた本土債券市場が動揺し、10年債利回りは4月以来の大きな上昇となっていた。国債の売りモメンタムは2017年後半以来の強さだった。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)中国部門の市場エコノミスト、邢兆鵬氏は「ネットベースで2日連続の資金吸収となり、人民銀が30日に対象を絞った中期貸出制度(TMLF)を通じ資金供給に踏み切るとの強い見通しがある」と指摘した上で、約3000億元規模のTMLFになる可能性があると話す。

  一方で同氏は「軟調な債券相場を巡りターニングポイントが訪れたとは個人的に考えておらず、第1段階の貿易合意が署名されるまでは圧力がかかり続けるだろう」と述べた。

  中国の10年債利回りは上海時間午前10時(日本時間同11時)現在で横ばい。28日は3.295%で引けていた。

China's bond yield jumps as a large sum of reverse repos comes due this week

原題:China Corners Bond Bulls as $35 Billion Funds Mature(抜粋)

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