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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米財政赤字カバーで次の一手へ-四半期定例入札、30日に発表

  • 4四半期連続で過去最高の840億ドルに据え置きとディーラー予想
  • 米金融当局は来年の純発行額の半分を吸収へ-TDセキュリティーズ
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米財務省は今週、拡大が続く財政赤字をカバーするための戦略の次の一手を公表することになる。米国の財政赤字は今月始まった2020会計年度に1兆ドル(約109兆円)を超える見通しだ。

  同省は記録的な規模の債券発行で買い手を引きつける新たな方策を模索し続けているが、まだ苦悩する必要はないだろう。米金融当局はレポ市場を落ち着かせる取り組みの一環として、向こう数カ月に財務省短期証券(Tビル)を政府の発行とほぼ同ペースで市場から買い上げる見通しだからだ。

  ディーラーは30日の四半期定例入札発表の輪郭についてほぼ一致した見方を取っており、財務省が期間3年と10年、30年の国債入札の規模について、4四半期連続で過去最高の840億ドルに据え置くと見込む。ウォール街はまた、新たに2つの案を予想する。1つはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)からの移行を目的に導入された担保付き翌日物調達金利(SOFR)に連動する債券で、もう1つは20年債の発行再開に関するものだ。

Stock of Treasuries is at record high and rising

  不確定要素は財務省が重要な問題にどう言及するかだ。ディーラーは先月の短期金融市場の混乱についての見解を期待している。また、米金融当局によるTビル購入に照らして、財務省の今年度の借り入れ計画もある程度検証されるだろう。Tビル購入プログラムに今月着手した金融当局は、当初月間600億ドル程度のペースで開始し、少なくとも20年4-6月(第2四半期)まで継続するとしている。

  TDセキュリティーズの米金利担当シニアストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は米金融当局が「来年、ネットの発行額の約半分を買い入れる」と予想した。

原題:
Treasury Prepares Another Debt Deluge as Fed Wades Into Market(抜粋)

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