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日本生命:円建て債、オープン外債、オルタナ増加-下期計画 (訂正)

訂正済み
  • 円建て社債や円金利化した外国債券で利回りを確保
  • 30年国債で0.8%上回れば「うれしい水準」と岡本理事財務企画部長

日本生命保険は2019年度下期の運用計画で、円建て債券や為替リスクを回避しないオープン外貨建て債券、オルタナティブ、海外不動産などの残高を増やす方針だ。超金融緩和がすぐに収まるとは予想しておらず、国内外ともクレジット投資に注力する。

  国内債券の残高は積み増す。国内の低金利環境の継続を踏まえ、円建て社債や通貨スワップを使って円金利化した外国債券で利回りを確保し、国債にも金利水準を勘案しつつ一部投資する。

  岡本慎一理事財務企画部長は29日の記者説明で、金利が低い国債について「投資しずらい状況は変わらない」と述べた。投資水準については「超長期金利1%の目線は現状からすると、めどというより期待」とし、30年国債で0.8%を上回るのが「うれしい水準」と話した。

  ヘッジ外債は、ドルのヘッジコストの高止まりが見込まれる中、ソブリン債を売却し社債やプロジェクトファイナンスへの入れ替えを計画している。全体の残高は減少を見込む。オープン外債は積み増すが、ヘッジとオープンは為替リスクに留意しつつ機動的に配分する。岡本氏は「1ドル=100円に近づくような局面があれば、少し投資妙味が出てくる」と述べた。

  内外合わせたクレジット資産の残高は5年半で2倍以上となり、9月末時点では約8兆円。上半期では海外が約1兆円、国内が1400億円投資した。全体の資産に占めるクレジット投資比率をもう少し増やす方針という。内外株の残高は増加を見込むほか、利回り向上、分散の観点から引き続き海外不動産ファンドやインフラファンドなどオルタナティブ資産への投資を計画している。国内不動産と貸し付けの残高は横ばいを計画。

【2019年度下期の運用計画一覧】

単位:億円国内債外債

ヘッジ

外債

オープン

外債

国内株新規成長等
日本増加減少増加横ばい増加
第一横ばい

金利水準

次第

為替水準

次第

減少
明安やや増加やや増加横ばい横ばい
住友増加横ばい増加増加
富国▲200300▲300200100
大樹数百程度

▲数百

程度

1100程度

(販売動向次第)

横ばい100程度

日本10年債

(%)

日本20年債

(%)

米国10年債

(%)

日経平均

(円)

ダウ

(ドル)

ドル円

(円)

ユーロ円

(円)

日本

▲0.40~0.00

(▲0.20)

1.10~2.10

(1.60)

17000~25000

(21000)

22000~28000

(25000)

95~115

(105)

110~130

(120)

第一

▲0.40~0.00

(▲0.20)

1.00~1.80

(1.50)

18000~24000

(21000)

24000~28000

(26000)

100~110

(105)

105~125

(118)

明安

▲0.30~0.05

(▲0.25)

1.20~2.00

(1.60)

20000~23000

(21500)

24500~28500

(27000)

102~111

(107)

113~125

(118)

住友▲0.35

~0.10

(▲0.15)

1.30~2.30

(1.80)

19000~24500

(22000)

24000~29000

(27000)

100~115

(109)

110~130

(119)

富国

▲0.30~0.20

(0.00)

0.10~0.60

(0.30)

1.30~2.30

(1.80)

19000~24000

(22000)

24000~29000

(27000)

100~115

(108)

110~130

(120)

大樹

▲0.30~▲0.05

(▲0.20)

0.05~0.35

(0.20)

1.10~1.90

(1.50)

19800~22600

(21200)

24500~27500

(26000)

100~110

(105)

109~120

(113)


※第一生命、明治安田生命、住友生命、富国生命は下期のレンジ(19年3月末予想)
※日本生命、大樹生命(旧三井生命)は19年度末のレンジ(19年3月末中心)

(第4段落の9月末時点のクレジット資産残高を訂正します)
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