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債券は続落、日銀緩和期待はく落やオペ対象除外を警戒-スティープ化

更新日時

債券相場は続落。米中通商協議合意の期待などを背景とするリスク選好の動きや日本銀行の追加緩和期待のはく落で中長期ゾーンへの売りが先行した。明日の国債買い入れオペで新発債が対象銘柄から外されるとの警戒感から超長期ゾーンにも売り圧力がかかり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発10年国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.115%、新発20年債利回りは0.27%と、いずれも6月以来の高水準
  • 新発5年債利回りはマイナス0.235%、新発2年債利回りはマイナス0.20%と、ともに8月以来の水準まで上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は23銭安の153円67銭。一時153円64銭と、日中取引ベースで8月1日以来の水準まで下落

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 中長期ゾーンは日銀オペへの依存度が高い中で、かなり減額されているため、海外金利上昇や緩和期待のはく落などで相場が崩れると、支えが弱く調整幅が大きくなりやすい
  • しっかりしていた超長期ゾーンも軟調になっており、フラットナーの取引を閉じる動きも推測される
  • 30日の残存10年超の日銀オペで新発20年債や30年債が対象から除外されることは想定しているが、市場の反応には不透明感もある
  • 前回のオペで新発30年債が除外された理由がはっきりせず、日銀がどういった対応をしてくるか分からない面もある
2年国債利回りのローソク足推移

2年債入札

  • 最低落札価格100円62銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値100円61銭を上回る
  • 応札倍率は4.81倍と前回の3.75倍から上昇。小さいと好調な入札を示すテール(最低と平均落札価格の差)は前回1銭2厘から昨年8月以来のゼロに縮小
  • SMBC日興の竹山氏
    • しっかりした結果、ショートポジションをカバーする需要があったのかもしれない
    • ただ、金融政策の見通しに自信が持てず、積極的に買う理由は見当たらない
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.240%-0.115%0.270%0.420%0.450%
前日比+1.0bp+1.5bp+2.0bp+2.0bp+2.5bp+2.5bp
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