コンテンツにスキップする

ジョンソン首相、総選挙あきらめず-28日の下院否決「ほぼ確実」でも

  • 総選挙の動議可決に必要な下院3分の2以上の賛成は得られない公算
  • 政府として選挙実施に向け「あらゆる選択肢」を検討すると英当局者

ジョンソン英首相は12月12日の総選挙実施を提案したが、最大野党・労働党が拒否したため、28日の下院採決で動議の可決に必要な3分の2以上の賛成は得られない情勢がほぼ固まった。

BRITAIN-EU-POLITICS-BREXIT

ジョンソン英首相

Getty ImagesによるPAUL GROVER / POOL / AFP

  労働党のコービン党首は27日、「合意なき離脱」のリスクがなくならない限り、総選挙を支持しないとあらためて表明。28日の採決で予想通り労働党が動議を阻止したとしても、政府としては総選挙の実施に向け「あらゆる選択肢」を検討すると英当局者の1人は語った。

  一方、親欧州連合(EU)の自由民主党とスコットランド民族党(SNP)はこれより先、2011年に成立した「固定任期議会法」に下院が過半数の賛成で可決できる改正を加えることにより、前倒し総選挙を可能にする案を提示した。ジョンソン政権側は同案を拒否した。

  英国のEU離脱実現前の選挙実施は、自民党とSNPに有利に働く。両党の案には投票日を12月9日に早める内容が含まれるが、これは最もEU寄りの有権者層の一部と考えられる学生が大学に残って投票所に赴くチャンスを高める狙いがある。

  与党保守党のジェームズ・クレバリー幹事長は、首相がEUと取り決めた離脱合意案の議会審議をストップさせることにより、EU離脱を阻止する手段に用いられかねない「策略」だと指摘した。  

 

BRITAIN-EU-POLITICS-BREXIT-DEMO

労働党のコービン党首

ゲッティイメージズのANDY BUCHANAN / AFP

原題:Brexit Impasse Persists as Johnson Says U.K. Held Hostage (2)

Johnson Accuses MPs of Holding U.K. ‘Hostage’: Brexit Update(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE