コンテンツにスキップする

翌日物金利が高止まり、日銀の積極的な国債買い入れオペ減額が影響

無担保コール翌日物金利が高止まりしている。日本銀行による長期国債買い入れオペの積極的な減額で資金供給量が減り、金融機関がコール市場からの資金調達を強めていることが背景だ。

  日銀は9月下旬に実施した国債買い入れオペ4回のうち3回を減額した。こうした異例の対応を受けて、無担保コール翌日物の加重平均金利は10月に入って、マイナス金利政策導入直後の2016年4月以来となるゼロ%付近まで上昇。その後、いったん低下したものの、再び3年半ぶりの高水準に接近している

10月15日にマイナス0.009%

  コール市場は、金融機関が日銀当座預金に積み上げる資金の過不足を調整したり、マイナス金利で調達した資金を日銀に預けることで安定的な利ざやを確保するための場にもなっている。日銀が残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペの回数削減で減額姿勢を鮮明にした3月以降、翌日物金利は上振れしやすくなっている。

  

オペ減額で徐々に上値が切り上がる

  セントラル短資の佐藤健司課長は、9月の国債買い入れオペ減額で、金融機関が日銀口座に積める枠の割合が相対的に拡大したと指摘。「1回のオペ減額が300億円でも、積み期の31日で積算すると9000億円超の減少となる。日銀当預残高が大きい銀行ほど減額の影響も大きくなりやすく、そういった銀行が金利を上げて資金を調達すれば、他の銀行も追随せざるを得なくなっている」と言う。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE