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10月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、ポンド下落-英EU離脱延期期間の決定待ちで

  25日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇。英国の欧州連合(EU)離脱延期に関するEU加盟27カ国の決定が来週に持ち越される中で、ポンドが売られた。円は下げ幅を縮小。米中通商交渉の「第1段階」に関して、中国による知的財産の保護強化の必要性をナバロ大統領補佐官がトランプ大統領に訴えているとCNBCが報じた。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅に上昇。週間ベースでは4週間ぶりのプラスとなる
    • 主要10通貨ではカナダ・ドルとオーストラリア・ドルが米ドルを上回るパフォーマンス
  • 英国の離脱延期の期間に関する最終決定持ち越しでポンドのほか、ユーロも軟調となった
    • 来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)会合が開かれるほか、日銀やカナダ中銀も政策決定会合を予定している
  • 円は米中通商協議に関するニュースの影響を受けた
    • 米中は通商協議「第1段階」の一部事項で仕上げに近づいているとの声明を米通商代表部(USTR)が発表。円はこれを受けて売られた
    • その後、ナバロ補佐官の知財に関する発言が伝わると、避難通貨は下げ幅を縮小。ナバロ氏はその後、「伝聞に基づくフェイクニュース」だとしてこの報道を一蹴した
  • 10月のミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は95.5と、速報値(96)から下方修正され、市場予想(96)も下回った。5-10年先のインフレ期待は2.3%と、過去最低に並んだ
  • ニューヨーク時間午後4時39分現在、ブルームバーグのドル指数は1%未満の上昇
  • ドルは円に対して0.1%高の1ドル=108円67銭。週間では0.2%高と、3週連続の上昇となる
  • ポンドは対ドルで前日比0.2%下げ、1ポンド=1.2823ドル
  • ユーロはドルに対し0.2%安の1ユーロ=1.1079ドル

原題:Dollar Rises While Pound, Euro Slip on Brexit Wait: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500が最高値近くで終了、貿易巡る楽観

  25日の米株式相場は上昇。米中貿易協議で明るい兆しが見られる中、S&P500種株価指数は日中に一時、終値ベースの最高値を上回った。企業決算を見極める動きも続いた。

  • 米国株は上昇、ハイテクが主導-アップル最高値更新
  • 米国債は下落、10年債利回り1.80%
  • NY原油先物は4日続伸、需給引き締まり-米中協議進展の兆し
  • NY金先物はほぼ変わらず、米指標は低調も米中協議進展を意識

  株価は週間での上げ幅を拡大。米国と中国は通商協議「第1段階」の一部事項で仕上げ作業に近づいていると、米政府が明らかにした。インテルの強気な見通しを手掛かりに、テクノロジー株が上昇を主導。アップルは最高値を更新した。アマゾンは下げ幅を縮小。同社決算は減益となったものの、市場関係者の間からは長期成長見通しに関して前向きな見方が続いた。リスク選好ムードを背景に、米国債は下落。

  S&P500種は前日比0.4%高の3022.55。ダウ平均は152.53ドル(0.6%)上げて26958.06ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時34分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.80%。

  株式投資家は米中交渉での進展の兆しを好感。世界的に市場を動揺させ、成長への重しになっている摩擦の緩和につながるとの期待が広がった。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は25日、中国の劉鶴副首相と電話で協議した。トランプ大統領は「われわれは中国と非常にうまくやっている」とし、「中国は取引を切望している」と述べた。

  ロバート・W・ベアードのマネジングディレクター兼市場ストラテジスト、マイケル・アントネリ氏は「貿易戦争に関するニュースは改善が続いている」と指摘。「解決はしていないが、ニュースは好ましいものになっている。決算は市場が思っていたほど悪くない。このペースが続けば、決算はプラスの伸びに終わる可能性が非常に高い」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日続伸。週間ベースでは約1カ月ぶりの大幅高となった。需給の引き締まりや、ホワイトハウスが米中貿易協議での進展を示唆したことが背景。米エネルギー情報局( EIA)が23日発表した週間統計によると、米原油在庫は6週ぶりに減少した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は43セント(0.8%)高の56.66ドルで終了。週間では5%超の上昇。ロンドンICEの北海ブレント12月限は前日比35セント上げて62.02ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらずで終了。週間での上げ幅を縮小した。予想を下回る米経済指標は来週の米利下げ期待を補強するものとなったが、米中貿易協議での進展が意識された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%未満上げて1オンス=1505.30ドルで終了した。一時は2週間ぶり高値を付ける場面もあった。

原題:S&P 500 Closes Near Record on Trade Optimism: Markets Wrap(抜粋)

Oil Posts Biggest Weekly Gain In Five Weeks as Supplies Tighten

Gold Ekes Gain as Economic Data, Global Tumult Spur Fed Cut Bets

◎欧州債:ドイツ債が下落、米中通商交渉巡る楽観で-独景況感も影響

  25日の欧州債市場ではドイツ債が下落。米中通商合意に向けた進展で楽観が広がり、安全逃避需要を減退させたほか株式の支援材料となった。ドイツで発表された経済統計も手掛かりとなった。

  • ドイツ債はベアスティープ化。準中核国債の大半が中核国債を下回るパフォーマンスとなった
  • 朝方発表されたドイツIfo企業景況感指数は市場予想を上回った
  • 英国債は下落。英国の離脱延期要請に対するEUの反応を巡り、総選挙実施への不透明感が高まった。週間ベースでは3週ぶりの上昇
  • ドイツ10年債利回りは3bp上昇してマイナス0.37%、フランス10年債利回りは3bp上げてマイナス0.07%。イタリア10年債利回りは4bp上げて0.94%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Decline on Trade Optimism, German data: End-of-Day Curves(抜粋)

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