コンテンツにスキップする

サブプライム自動車ローン大手の商品、08年来最速ペースで不良債権化

サンタンデール・コンシューマーUSAホールディングスのサブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンは、車が買い手に渡ってすぐに不良債権化する比率が拡大している。

  ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリストらによると、昨年に組成されたローンの一部は2008年以降最も速いペースで不良債権化している。こうしたローンの多くは証券化された。

サンタンデールのサブプライム自動車ローン、不良債権化が急速に進む

Source: Bloomberg

  サンタンデール・コンシューマーはサブプライム自動車ローン会社で大手。同社ローンの一部における返済状況の急速な悪化は、不正な申請情報に基づいてローンを受ける借り手が増えていることを示唆している。同社は過去にもこの問題を抱え、信用力の低い消費者の状況は悪くなる一方だ。約10年前の住宅危機において、住宅ローンは組成後数カ月内に不良債権化し始め、同市場で問題が拡大しつつあることを示唆した。

  サブプライム自動車ローンは危機的な状況ではないが、ローンの貸し手は業界全体で一層困難に直面している。プライムとサブプライムの両方を含む自動車ローン全般の延滞は今年、2011年以来の高水準に達している。

  サンタンデール・コンシューマーUSAの広報担当者は、同社の資産担保証券(ABS)は証券化のリスクプロファイルに相応するだけの高い信用レベルで組成されていると説明した。

  S&Pグローバル・レーティングによれば、サンタンデール・コンシューマーのサブプライム自動車ローン残高は263億ドル(約2兆8600億円)。これは同社ローン全体の半分近くに相当する。支払いが延滞している借り手の比率は14.50%と、1年前の13.80%から上昇した。

原題:
Subprime Auto Giant’s Loans Souring at Fastest Clip Since 2008(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE