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【債券週間展望】利回り曲線フラット化か、日銀副作用対策見送り観測

10月最終週(28-11月1日)の債券市場では利回り曲線にフラット(平たん)化圧力が掛かりやすい展開が見込まれている。日本銀行の金融政策決定会合を控えて追加緩和は温存されるとの観測が浮上する中、同時に超長期債利回りの低下抑制策が見送られるとの見方が背景にある。

市場参加者の見方

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 市場は日銀がマイナス金利の深掘りとセットで超長期ゾーンの金利低下抑制策を打ち出すと見込んでいるが、緩和見送りなら副作用対策もやらないということ
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ継続を示唆する可能性もあり、グローバルに金利が上がる環境ではない。基本的にフラットニング圧力は継続
  • 超長期ゾーンの日銀オペで新発20年債が対象除外になれば、そこは買い場になるだろう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.17%~マイナス0.13%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 今のところ円高進行が抑えられており、日銀が急いで金融緩和策を追加する状況ではない
  • 日銀オペ減額への警戒感から投資家は慎重な姿勢を維持しており、上値の重い相場展開になるだろう
  • ただ、下値での投資家の押し目買い姿勢に変化はなく、大幅な利回り上昇も見込みづらい
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.18%~マイナス0.12%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
28日1-3年4200億円
3-5年3400億円
5-10年3500億円
30日10-25年1200億円
25年超300億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
29日2年2兆円程度0.1%

主な材料

  • 29、30日:米連邦公開市場委員会(FOMC)
  • 30、31日:日銀決定会合、終了後に黒田東彦総裁会見、展望リポート
  • 31日:11月の日銀オペ運営方針
  • 11月1日:10月の米雇用統計
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