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ライオンエア機墜落の原因、ボーイングMAX設計・認証の問題

更新日時
  • インドネシア当局が事故調査報告書を公表、失速防止システムに焦点
  • ライオンエア機は昨年10月に墜落、乗員乗客189人全員が死亡

昨年10月のライオンエア機墜落事故についてインドネシア当局が調査報告書をまとめ、米ボーイングの旅客機737MAXの設計・認証上の問題やパイロットのミスが重なったと指摘した。

  インドネシア国家運輸安全委員会(NTSC)は25日公表した報告書で、調査結果を挙げるとともにボーイング、ライオンエア、米国とインドネシアの航空当局にそれぞれ改善策を勧告した。とりわけ今年3月のエチオピア航空機墜落の原因にもなったとされる失速防止システム(MCAS)に焦点を当てた。  

Lion Air Flight Crashes Into Sea Off Jakarta

ライオンエア610便の着陸装置(11月3日)

  NTSCはボーイングに重大な責任があるとしており、世界で最も売れている旅客機である737MAXに対して各国当局には厳格な検査を実施するよう圧力が強まりそうだ。同機を認証した米連邦航空局(FAA)の信頼性には大きな傷がついた。

  エチオピアでの事故後間もなく737MAXは全世界で運航停止となった。ボーイングはこの関連で92億ドル(約1兆円)の費用が生じ、今後の業績見通しをも圧迫している。運航再開に向けて大きく進展していると同社は強調するが、具体的なめどはまだ立っていない。

  ライオンエア610便は昨年10月29日午前、離陸から数分後にジャワ海に墜落し、乗員乗客189人全員が死亡した。

  インドネシアの事故調査報告書に対し、ボーイングのデニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)は安全勧告に対処する意思を表明。FAAは勧告を歓迎し、737MAXの審査に当たり注意深く考慮する意向を示した。

原題:
Lion Air Crash Blamed on Boeing Design, Airline and Pilot Errors(抜粋)

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