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Photographer: Joshua Roberts/Bloomberg

今年3回目の米利下げ決定後、休止を示唆か-エコノミスト調査

  • 今月末のFOMCで0.25ポイント利下げの見通しと85%が回答
  • 12月の利下げ見送りでシグナルの発信あるか、見解が分かれる
Birds fly past the Marriner S. Eccles Federal Reserve Board building in Washington, D.C.
Photographer: Joshua Roberts/Bloomberg

29、30両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)について、ブルームバーグがエコノミスト40人を対象に実施した最新調査では、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き下げて1.5-1.75%とする決定が下されるとの回答が、全体の85%に達した。

  また、今月末にこのような追加利下げがあった場合、FOMC声明かパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を通じて、次回利下げがあるにしてもそれまでしばらく休止する可能性を金融当局が示唆するだろうとの回答が56%に上った。調査は21-24日に行われた。

Prediction: Quarter-Point Cut

Median probability assigned to FOMC outcomes

  ピクテ・ウェルス・マネジメントの米国担当シニアエコノミスト、トーマス・コスターグ氏は「パウエル議長はさらなる利下げに何らかの形で抵抗を示唆する可能性があり、タカ派的な利下げとなるのではないか」との見方を示した。

  米金融当局は既に7月と9月の2会合連続で0.25ポイントずつの利下げを決定。急激な景気悪化のリスクが高まったことがその理由であり、パウエル議長は先月、世界的な成長鈍化や通商摩擦を巡る不確実性、当局目標を下回って推移するインフレ率などに言及した上で、一連の動きを「保険」になぞらえた。

Fed Chair Powell Speaks At Fed Listens Event

パウエル議長

Photographer: Zach Gibson/Bloomberg

  月末のFOMCで今年3回目の利下げに踏み切った場合、パウエル議長ら当局者がそれで保険として十分と確信を持てるかどうかが、次の大きな焦点となるだろう。当局者がそのように考えたとしても、パウエル議長がそれを表明する保証はない。

  オックスフォード・エコノミクスのエコノミスト、キャスリーン・ボストジャンシク氏は「米金融当局が12月は利下げを見送る意向であるならば、パウエル議長が記者会見で何らかのシグナルを発するか見てみればよい」と話す。

  これに対し、ファースト・トラスト・ポートフォリオズのチーフエコノミスト、ブライアン・ウェズベリー氏は、金融当局がこれまでの利下げを正当化する根拠に挙げた一連の不確実性は残ったままだとして、こうしたシグナルの発信は見込まれないとしている。

About to Pause?

Economists' expectations for the upper bound of the fed funds target range

原題:Fed Seen Cutting Rates Next Week and Then Hitting Pause Button(抜粋)

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