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米10年国債利回り、1年以内に3%へ-フランクリンのデサイ氏

  • 3%に達する時期については、年内とした7月時点の予想から変更
  • 信じられないほど放漫な財政政策の道を進み米国債相場は下落へ

米10年国債利回りが100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し米国債相場が2011年以降で最良の年間パフォーマンスを記録しそうな今年は、利回り上昇を予想した投資家には厳しい年だ。

  ウォール街のコンセンサスでは、米10年債利回りは21年半ばまで2%未満にとどまる見込み。世界的な成長減速と米連邦準備制度の今年3回目の利下げ観測の中でこうした予想が優勢となっている。

  しかし、フランクリン・テンプルトン債券グループの最高投資責任者(CIO)、ソナル・デサイ氏は、利回りが3%という昨年12月以来の高水準に戻るとの予想を堅持している。現在は1.75%前後。

  3%に達する時期については、年内とした7月時点の予想から向こう1年以内に変更した。同氏の利回り上昇予想は、膨れあがる財政赤字や財政・金融両面での景気刺激見通し、雇用市場の強さおよび賃金上昇加速によってインフレ率が高まるとの見解に基づいている。

  デサイ氏はインタビューで、「今年初め時点で連邦準備制度が市場にどれだけ影響されるかを読み違えていた」と語ったが、利回り3%予測についての質問には「1年以内に3%があり得ないと思うかというと、そんなことは全くない。私の見るところに基づいて、あり得ると思う」と述べた。

Benchmark 10-year yield has dropped 100 basis points in 2019

  同氏によれば、来年の米大統領選挙も利回り押し上げ要因だ。共和、民主両党が共に「財政について非常に緩い政策を掲げている。従って、財政赤字は選挙結果にかかわらず拡大し、米国債の発行が増え需要を上回ると予想される。緩和的な金融政策とともに、信じられないほど放漫な財政政策の道をさらに進むことによって米国債相場が下落するだろう」と同氏は語った。

原題:Franklin’s Desai Sticks to 3% Yield Call That’s Elusive as Ever(抜粋)

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