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日本株は小幅続伸、米ハイテク好決算と米中協議楽観-半導体関連高い

更新日時
  • 米インテルやディスコの7-9月決算は市場予想上回る
  • 中国は米農産物購入の意向、日米の金融政策会合前に様子見ムード

25日の東京株式相場は小幅続伸。米中通商協議が進展するとの見方が広がる中、米ハイテク企業などの好決算を受けて半導体関連が買われ、医薬品や機械も上昇。

  • TOPIXの終値は前日比4.70ポイント(0.3%)高の1648.44
  • 日経平均株価は同49円21銭(0.2%)高の2万2799円81銭

〈きょうのポイント〉

  • 中国、米国との部分的な貿易協定に調印した場合、1年目に200億ドルの米農産物を購入する意向-関係者
  • ペンス米副大統領、香港問題巡り中国批判-両国の関わり強化も訴える
  • 米インテルの10ー12月期収益見通しは市場予想上回る-データセンター用半導体需要が回復
  • ディスコの7-9月期営業利益は市場予想を上回る

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「米中協議についての建設的な見通しに加え、ペンス副大統領の演説も市場を揺るがすような内容にならなかった」と指摘。「共和党はトランプ大統領の再選を見据えて現実的な政策を打ってきているとの見方が強まり、世界景気の回復期待が高まっている」と述べた。

Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  TOPIX、日経平均はいずれも小幅高で始まった後、下落に転じる場面もあり方向感に欠ける展開だった。日米の金融政策決定会合を来週に控える中で株価指数が年初来高値を更新してきたため、目先の利益を確定する売りが出やすかった。

  日興アセットマネジメントの神山直樹チーフ・ストラテジストは「米中貿易摩擦関連のニュースも一巡感があり、新しい情報がなく模様眺め。日銀のマイナス金利深掘りの有無に関するニュースも交錯し、動きにくい」と話した。

  SMBC信託銀行投資調査部の佐溝将司マーケットアナリストは上値が重い要因として、29、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を挙げた。「景気が後退に至るのか、短期の減速にとどまるのかが一番重要なポイント。利下げは通常株価にプラスだが、来週ことし3回目の利下げをして、そこで打ち止め感を出すのか。さらなる利下げを示唆すれば景気減速が長引くという見方になる」と指摘した。

日本株の推移

  米インテルやディスコの決算が半導体需要に対する慎重な見方を払しょく。ディスコが急騰しただけでなく、SUMCOや東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングスといった半導体関連株に資金が向かった。

  業種別指数で上昇が目立ったのは医薬品。アルツハイマー病治療薬への期待から前日まで2日連続ストップ高だったエーザイが売買代金1位で大幅続伸。業績予想を大幅上方修正した中外製薬も上昇した。

  半面、TOPIXを最も押し下げたのは情報・通信。米ウィーワーク支援のソフトバンクグループが下げ止まらない。

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