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Photographer: Justin Chin/Bloomberg

ペンス米副大統領、香港問題巡り対中批判-中国は反論

更新日時
  • 中国当局は香港の人々の権利と自由を抑圧する行動-ペンス副大統領
  • 「中国の統一と国内安定の破壊」を狙っていると中国は反発
A police vehicle is shrouded in a cloud of tear gas during a protest on Nathan Road in the Mong Kok district of Hong Kong, China, on Sunday, Oct. 20, 2019. Hong Kong protesters set off fires and vandalized subway stations, banks and stores as another weekend of demonstrations descended into destruction and violence.
Photographer: Justin Chin/Bloomberg

ペンス米副大統領は24日の演説で、香港での民主化デモ参加者に対する中国の行動を批判した。同時に、米中両国が関わり合いを強めることが必要との認識も示した。

  ペンス氏はワシントンのウィルソン・センターで、「中国当局は香港への介入を強め、香港の人々の権利と自由を抑圧する行動をとってきた。こうした権利や自由は、拘束力のある国際的な取り決めを通じて香港の人々に保証されたものだ」と発言。デモ参加者らに向け、「われわれはあなた方を支持する」と表明した。

ワシントンで演説したペンス副大統領

Source: Bloomberg)

  米中は通商交渉の「第1段階」で原則合意するなど歩み寄りを模索しており、同氏はこうした状況を踏まえ、演説でどの程度踏み込んで中国を批判するかについて慎重にバランスを取った。

  ペンス氏は両国が「デカップリング」するのでなく、米国は「中国との関わり、および中国による世界との関わりを求めている」と述べた。

  同氏の最も辛辣(しんらつ)な中国批判は間接的なもので、米ナイキと米プロバスケットボールNBAに照準を合わせた発言だった。

  副大統領はNBAのヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャーによる香港関連のツイートに関し、中国政府の抗議に同調してナイキがロケッツ関連商品を店頭から撤去したと批判。「ナイキはいわゆる『社会正義の擁護者』だと自社を宣伝してきたが、香港に関しては社会的良心を棚上げにすることを選んでいる」と指摘した。

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ペンス米副大統領(10月24日)

Photographer: Nicholas Kamm/AFP via Getty Images

  NBAはこのゼネラルマネジャーが香港のデモ参加者への支持を示すツイートを投稿して、中国当局者や同国の多くのファンの怒りを買ったことについて謝罪した。これについてペンス氏はNBAが「中国共産党に味方し言論の自由を黙らせている」と非難した。 

  ナイキとNBAの担当者からコメントは得られていない。

  中国外務省の華春瑩報道官は北京で開いた25日の定例記者会見で、ペンス副大統領の演説は「うそ」であり「傲慢(ごうまん)」だと反論。人権批判を展開したペンス氏は人種差別と貧富の格差という米国の問題を無視していると主張した。

  華報道官は同副大統領が「中国の統一と国内安定の破壊」を狙っていると批判し、香港と台湾、新疆ウイグル自治区は「内政問題」だと語った。

原題:Pence Faults China Over Hong Kong But Urges Trade Engagement (1)Pence Says Nike Checks ‘Conscience at the Door’ With China (1)China Fires Back at Pence, Says U.S. Should Get House in Order (抜粋)

(中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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