コンテンツにスキップする

第一生命:為替・金利差次第で外債積み増し、国内株は削減-下期計画

  • 上期は積み増しの円債、下期は償還なども含めて横ばいに
  • オルタナティブ投資と不動産、上期に続いて下期も積み増す

第一生命保険は今年度下期(10月ー2020年3月)の運用計画で、国内の低金利環境が続く中、為替相場や内外金利差次第で外国債券に資金を振り向ける機会をうかがう。オルタナティブ(代替)資産と不動産の残高を増やす一方、国内株式は保有額の圧縮を続ける方針だ。

  甲斐章文運用企画部長は24日の記者説明で為替差損の回避措置(ヘッジ)を講じる外債投資について、内外金利差とヘッジコストを総合的に勘案して判断するが「国内の低金利を踏まえれば、投資妙味は引き続きある」と述べた。足元では「ドルに対するヘッジコストはまだ高いが、米国の利下げなどによって低減する局面があれば」積み増しを検討するという。

  為替ヘッジしないオープン外債については、想定レンジの中で円高気味に振れるなどで投資妙味が高まる場面で資金を振り向ける。ただ、リスク管理の観点から「一定程度、抑制的に取り組むので、大幅に積み増すのは難しい」と話した。

  円債は上期は責任準備金区分の国債積み増しによって残高が約1200憶円増えたが、下期は償還なども含めて横ばいにとどめる。収益性向上のため、プロジェクトファイナンスなどやアセットファイナンスへの投資は継続する。

  国内外の債券・株式と価格変動特性の異なるオルタナティブ投資と不動産はリスク分散と中長期的な収益性向上のため、上期に続いて積み増す。

  国内株は成長が期待できる一部銘柄への投資は進めるものの、ポートフォリオのリスク抑制の観点から残高の削減を続ける方針。外国株式はリスク許容度や株価水準次第で機動的に対応する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE