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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日銀と金融庁が大手行のストレステストで連携、CLOに続き

  • 3メガバンクと三井住友TH、農林中金の計5つの金融機関が対象
  • 金融市場の不確実性が高まる中、連携を強めて潜在リスクあぶり出す
The Bank of Japan (BOJ) headquarters stands in Tokyo, Japan, on Monday, July 8, 2019. Governor Haruhiko Kuroda said extremely low interest rates will be kept in place until at least around next spring while the bank will keep an eye on risks for price momentum.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行と金融庁は、3メガバンクなどの大手行が実施するストレステストの結果を共同で検証する。海外事業の拡大を続ける大手行を同じ物差しで比較することで潜在的なリスクをあぶりだす。海外当局との認識共有を図る狙いもある。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

  関係者らによると、共同検証の対象となるのは国際金融システムにとって重要な金融機関(G-SIBs)の3メガバンクと、国内金融システムにとって重要な金融機関(D-SIBs)のうち三井住友トラスト・ホールディングス(TH)と農林中央金庫。2020年6月末までに検証を終えたい意向だ。

  日銀と金融庁は、これまで日銀考査や金融庁の検査・監督を通じて大手行の経営を監視してきた。今回はそれぞれの知見を持ち寄り、共通のシナリオを作成の上、ストレステストの結果を検証する。関係者の一人によると、日銀はストレステストの共同検証を定例化したい意向を持っているという。

  米中貿易戦争や英国の欧州連合 (EU)離脱の行方、地政学リスクなどグローバル市場の不確実性が高まるなか、日銀と金融庁は連携を強めている。9月にも共同でローン担保証券(CLO)などの海外クレジット商品への投資実態調査に乗り出していた。

  日銀と金融庁のストレステストの共同検証方針については、ロイターが21日に報じていた。

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