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ドル・円小安い、ペンス演説警戒や英EU離脱期限巡る不透明感で

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小安く推移した。米国時間に行われるペンス米副大統領の対中政策に関する演説への警戒感や、英国の欧州連合(EU)離脱期限延期を巡る不透明感が上値を抑えた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時6分現在、前日比0.1%安の108円62銭。早朝に付けた108円69銭から一時108円58銭まで弱含み
  • ポンド・ドルは0.1%高の1ポンド=1.2919ドル。英国のEU離脱を巡る不透明感で上値限定的
  • ユーロ・ドルはほぼ横ばいの1ユーロ=1.1133ドル。全般的にドル弱含みも、欧州PMI(購買担当者指数)の発表や欧州中央銀行(ECB)の金融政策委員会を控えてもみ合い
108円台で一進一退

市場関係者の見方

三井住友銀行の山下えつ子チーフエコノミスト(ニューヨーク在勤)

  • ペンス氏の演説待ちで動きにくいが、去年のスピーチがかなりタカ派的だったので、警戒からドル・円が少し戻すということもあり得る
  • 今回もタカ派だったときには米中通商協議の先行きについて警戒的な見方が強まるだろう。その場合、市場はリスクオフに傾いて、ドル・円も108円前半の方にそれなりに動くとみておいた方がいい

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 31日に英EU離脱を巡る混乱は回避されそうとの見方が大勢を占める中、25日にEUが離脱期限をいつに設定するかが焦点。それを見極めるまでは動きづらい
  • ドラギ総裁にとって最後のECB政策委員会だが、緩和の手を打った後で、フォワードガイダンスを修正するかどうかくらいしか焦点はなく、相場が大きく動く公算は小さい

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀会合はかなり大きな材料なので、それまではドル・円に大きな方向感は出ないと思う
  • 欧州通貨はかなり戻してきたが、今晩発表のPMIが弱いと欧州景気への出てくるので売られる可能性。ユーロが下げるとドルも円も同じように動くので、ドル・円への影響はあまりないが、欧州株が下げるようだとその時は円の方が若干買われるだろう

背景

  • ペンス米副大統領は24日、対中国政策について演説する。同氏は2018年10月の演説で中国の数々の行動を厳しく批判し、中国の強い反発を招いた
  • EUは23日、英国の離脱期限延期を全会一致で支持。期間については決まらず、大使級会合が25日に再び開催される
  • ジョンソン英首相は24日にも総選挙実施に向け3回目の行動を起こす可能性があると英紙タイムズが報道
  • 24日発表の10月のユーロ圏製造業PMIは46 の予想。9月は45.7と12年10月以来の低水準だった
  • ECBは9月の会合でマイナス金利の深掘りや債券購入の再開などの緩和パッケージを発表。今回の会合では、金融政策は据え置きの見込み
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